以前購入のDynabook R83の光学ドライブがだめになる
2019年に、Dynabook R83を購入して、HDDをSSDに交換して快適に使っていた話を以前紹介しました。
そのPCですが、毎日仕事に持っていって、かなり酷使していました。2020年はオンライン会議などが多くなり、本当に使い込んでいました。昨年、そのPCを落としてしまい、その衝撃でブルーレイドライブが、壊れてしまいました。幸い、他の機能は問題なく使えました。なので仕事には支障がなかったのですが、光学式ドライブは外付けを使わないといけなくなりました。ブルーレイが読み取れるのが魅力でしたが、ドライブが使えないと、無駄に厚みがあるノートPCとなってしまいました。
パソコン工房で驚きの出会い
買い換えたいなあとも思いながら、ときどき中古PCを探してみたりしていました。そんなある日、パソコン工房さんで衝撃の商品を見つけました。
「Dynabook RZ83 Corei7 メモリ8G ブルーレイディスクドライブ」
という商品が39,380円でした。
一瞬目を疑いました。R83を買ったときに自分で決めた条件にあっていて、R83より一世代新しいので、厚み、重量も薄く軽くなっているタイプでした(さらに言うとACアダプターが超小型になる)。外装やキーボードのてかりくらいは大丈夫です。
この条件で、4万円を切るのは中古ではほぼ出ません、良くても6万、普通は8万円くらいで出ている型番です。
とても気になって一旦家に帰ったのですが、これは買い、と思い直して、もう一度お店に行きました。
幸いまだありました。
ドライブはHDD1TBですが、これはもちろん自前でSSD交換前提です。まあSSD代を含めても御買い得です。
その日は中古の日というセールで5000円引き、さらに後で使える4000円分の商品券ももらえたので、実質3万円での購入でした。パソコン工房さん、すごい。
上に載っているACアダプターが超小型なのもかなりポイント高いです。
HDDをSSDに交換する
型番は新しくなっている世代ですが、構造はそんなに変わりません。
後日1TBのSSDもパソコン工房さんで買いました。1万円ちょっとしますが、先日の割引と商品券が大きくて、ほぼまかなえたので、かなり得した感じです。
スペーサー買おうか迷いましたが入っていてよかったです。
データのコピー
SSDのコピーは前回紹介した通りです。
Paragon Hard Disk Managerを使うと本当に簡単にコピーができます。
今回も前回と同じようにコピーして、簡単に移行できました。
(写真は外したHDDをR83を介してコピーしています。Paragon Hard Disk Managerなら直接コピーも可能です)
精密ドライバーもいろいろ
今回解体して気づいたのですが、このPC、メモリの部分だけ、ネジが精密ドライバが必要になります。
ところが、普段から使っているの精密ドライバーがうまくいきません(黒い方)。ネジがなめるのです。精密ネジでネジがナメるのはつらい…。で、別のドライバーがあったので、使ってみると、スムーズにいきました。
同じ#0のドライバーだと思うのですが、よく見ると、先端の角度が違います。黒い方が先が尖っていて開けにくくてて、銀の先の角度が鈍な方がスムースでした。ちょっとした先端の違いで使い安さが全然違いますね。今回良い経験になりました。
良い感じですが、安いものには何か理由がある
中古パソコンに完璧を求めてはいけませんが、今回これがこんなに安かったのは、何か理由があるのかなと思っていましたが、かなり面倒なところに難がありました。実は前回のR83は、アキュポイント(真ん中の青いやつ)が誤動作するため、使えませんでした。しかも、その影響かトラックパッドも併用できず、マウスを使わないといけないという難点がありました。
Enterキーの反応が悪い
今回の、SSD交換して、動作は問題ないのですが、使っているうちにEnterキーの反応が悪いことに気づきました。
よくパソコンを使っている人にはわかると思いますが、これほどストレスになることはありません。
ノートPCのキーボード1つだけ故障した時に自分で修理する方法(基礎知識編)2020.06 | パソコンライフをもっと楽しもう!|Enjoy PC Life dynabook
こちらのHPを参考に、キーボードのパンタグラフの調子が悪いのかと思って、一度キーも外して確認しました。パンタグラフは折れてはいませんでした。
参考ページにはEnterキーの外し方は細かく載っていないのでちょっとドキドキでした。すでの調子悪いキーなので、だめもとでやった感じです。参考に写真をあげておきます。
キー側と本体側に金具があります。
パンタグラフを参考ページを参考にツメの位置を直してください。
本体側のコの字の針金の金具も位置をととのえます(先端が金具内に入っています)
キー側のコの字の針金の金具の先を赤丸の金具に通して押さえると、固定できます。
最後が結構固いです。
反応は改善しなかったので、仕方がないので、少しテープを張って、反応しやすいように工夫してみましたが、あまり変わりませんでした。
前の写真にもすでにはってありますが、中央にマスキングテープで厚みをつけて、キーの反応をよくできないか試しました。
結果は少しマシになったのですが、バネの遊びが減るので押す奥行きが減って変な感じでした。反応もそこまでよくはなりませんでした。
キーボード交換ができそう
いろいろ調べてみると、この機種はキーボード交換が可能です。
動画あり キーボード交換 東芝 dynabook R73 RX73 RZ83 RX33 R93シリーズ 分解交換 | パソコンライフをもっと楽しもう!|Enjoy PC Life dynabook
RZ83のキーボードは、オークションで新品がかなりたくさん出ています。
手持ちのR83のようにアキュポイントも使えるのではないかと思いました。
ただ、それに関しては、トラックパッドも、もともと対応していないといけないので、今回の機種では使えないようです。
東芝 dynabook R734 R73シリーズのキーボードをアキュポイント付バックライト式に変えられるか? | パソコンライフをもっと楽しもう!|Enjoy PC Life dynabook
R83の時のアキュポイントがあまりいけてなかったので、まあなくても良いかなと思いました。
昔、Thinkpadのこのタイプのポインタを使っていて、かなり使い勝手が良かったのですが、私のR83は不具合もあってイマイチでした。
アキュポイントが使えなくても、キーボード交換をすると、バックライト付きのキーボードになるので、それはちょっとうれしいです。ただ、キーボード交換は、マザーボードまで外さないといけません。ちょっとハードルがあがります。
悩んでいたのですが、Enterキーが使いづらいのはかなり問題です。
なので、やはり交換することにしました。
キーボードの交換
ヤフオクでアキュポイント、バックライト付きを新品を買いました。
交換に関しては、こちらのHPに大変お世話になりました。
こちらを参照しますと、迷わずに交換できます。
動画あり キーボード交換 東芝 dynabook R73 RX73 RZ83 RX33 R93シリーズ 分解交換 | パソコンライフをもっと楽しもう!|Enjoy PC Life dynabook
dynabook R73 RX73 RZ83 シリーズ キーボードの外し方/ネジを外す | パソコンライフをもっと楽しもう!|Enjoy PC Life dynabook
解体用の道具を購入
参考HPをみると解体用の道具があった方が良さそうなので、今後も使いどころがありそうでしたので、これを機会に購入しました。
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マザーボードを外す
HDDの交換まではしたことありますが、マザーボードを外すのは初めてです。
参考HPに従って、いつものように背面カバーを外します。
ケーブル類、ブルーレイドライブを外します。
外す順は
動画あり キーボード交換 東芝 dynabook R73 RX73 RZ83 RX33 R93シリーズ 分解交換 | パソコンライフをもっと楽しもう!|Enjoy PC Life dynabook
こちらを参考ください。とても分かりやすいです。
元記事で唯一わからなかったのが、ケーブルの外し方ですが、アップの写真です。
このまま引っ張ってもとれません。コネクタを起こせば簡単に外れます。
刺すときは逆にコネクタを倒せば大丈夫です。
ファンのネジを外して(ドライバーで示しているところ)、ケーブルを外して、ファンを外します。
いよいよマザーボードを外します。
3か所のネジ(ドライバーで示しているところ)を外すと外れます。
キーボードのケーブルがテープで固定されています。これを外しておかないとキーボードが外れません。結構固いです。
キーボードを外す作業の前に、液晶を保護しておきます。
キーボードを外します。結構バキバキ言います。
外れましたので、ケーブルを抜きます。
外したものと新品とを並べています。バックライト付き、アキュポイント付きに交換するので、ケーブルの数が多くなっています。
新しいものを装着します。ちょっと固めですが、しっかり装着できます。
新しいキーボードのケーブルをもとのようにテープで固定します。
テープ固定後、忘れずにねじ止めします(ドライバーで示しているところ)。
マザーボードの戻してネジ止め(ドライバーで示しているところ)します。
ファン関連のコネクタを再接続していきます(ドライバーや指でさしているところ)
ファンも戻してねじ止めします。
キーボード関連のケーブルをつないでいきます。
もともとなかった、アキュポイントとバックライトのケーブルも刺します。
アキュポイントは、効かないのですが、どっちがどっちかよくわかっていないので、両方刺しておきました。
その他のケーブル、HDD、ブルーレイドライブを戻していきます。
カバーを戻します。
キーボード交換完了です。
マザーボードを外したせい?なのか、再起動時に時間設定を求められました。
ちなみに、右側に少し移っているのは光学式ドライブが壊れたけど他は生きているR83です。
キーボード交換完了
ということで、キーボード交換完了しました。
Enterキー、かなり感度が良いです。
バックライトも点いてかなり快適です。
R83より、薄くて軽いので、持ち運びも含めてかなり良い感じです。
R83もドライブ以外は普通に使えるので、バックアップにまだまだ使えます。
メモリも増設
メモリも増設します。
8Gの厳選中古、バルク品ということで楽天で販売されていたものを買いました。1か月前ですが、今確認すると、もう同じ商品が出ていませんでした。1800円くらいでした。
たまたまですが、同じメーカーのメモリでした(お店で選ばれる商品だったので、メーカー指定はできませんでした)
メモリの交換はこの機種はかなり簡単で、スロットの部分だけ開けられるようになっているので、そこを開けて装着するだけです。
8Gが16Gになりました。
↓
こちらを参考にPowerShellでパフォーマンス測定してみました。
PCのパフォーマンス測定方法【Windows10】 | web録
8Gのとき
↓
16Gに増量後
まあ中古なので、元々のパフォーマンスが高くないですが、これでなかなか快適になりますね。
最後にカバーも
職場と家でヘビーに使うので、最後に液晶カバーやキーボードカバーなども装着しました。
ということで、御買い得に買ったRZ83をさらに使いやすくした話でした。