2019年に、にべ弓を注文しました
2019年に試合で九州に行った際に、弓を2張注文していました。
1張が、夏前から調整していた合成の弓で、もう1張、にべ弓を注文していました。
注文させて頂いた弓師の先生のにべ弓を使ったことがないのと、年齢的に新しい強いにべ弓に挑戦するには今しかない、という思いで、一生物と考え注文しました。
当時メインの弓が2018年に笄を起こしていて、自分自身の引く弓が本当になかったというのもありました(当時は同じ道場の先生にお借りしていた弓で試合も出ていた)。
2019年に笄を起こした師範に勧められた弓は、実際のところ強く使いこなせていませんでしたし、その弓自体が50年以上前の弓なので、ずっと使い続けることができるかわからない、という思いもありました。
今、たくさん弓があるように思われるかもしれませんが、実際に使えるのは合成の弓と2018年笄の弓の2張です(弓力が弱いものは除く)。2019年笄の弓と、今回の新しい弓は、まだしばらくは使えません。
新しいにべ弓がついに届く
その頼んでいたにべ弓が、ついに届きました。
同じ時期に頼んでも、合成とにべ弓だと納期が全然違います。
やはり、にべ弓は落ち着くまで時間がかかるそうです。
にべ弓を新弓から育てるのは2張目です。他のにべ弓はすべて師範や他の方が使っていたものだったりしました。
1張目の弓は、どきどきしながら育てましたが、その弓で、審査や大会で結果が残せて、師範にも調整のお墨付をもらったので、だいぶ自信になりました。(弓を育てる。にべ弓の管理ができるようになったかな、と思えた瞬間。)
しかしながら、その弓は、最初18.5kgくらいだったのですが、年数がたつにつれ、今は夏は17kg台になっています。
地区指導者講習会でも範士の先生に「弓がちょっと弱いな」と言われるようになり、弓力をアップすることにしました。
範士の先生が、強い弓に挑戦し続けれているときが成長できる、とおっしゃていました。
実際のにべ弓
届いた実際のにべ弓です。
合成の弓と作者が同じなので、成りは良く似ています。
こちらは、すぐに手元には届かずに、ずっと弓師の先生のところで張り込んでいただいていました。
とてもきれいな形をしています。
ちなみに、この角度の写真は実際の見た目とは結構違います。
写真で撮る限界があると思っています。この角度は、なるべく自分の見た目と同じようになるように位置を調整して撮っていますが、同じにはなりません。
この弓の成りを見て、いままでの調整のうまくいっていない弓のヒントを得ました。
この成りを参考に、他の弓の成りの調整をちょっと変えてみたところ、良い感じになってきました。
やっぱり弓師の先生の整える成りは、きれいだなあと改めて思います。
この弓は、いろいろ試して育ててみてくださいと言われています。
村取りは私はできないのですが、籐もまだついていない状態の弓です。
落ち着いてきたら、籐や握りを作って、しっかり育てて行きたいと思います。
まだ、矢尺まで引き絞れないので、強さはわかりません。
合成の弓と厚みは同じなので、20kg前後かなあと思っています。
もうしばらくは、このままおいておこうと思います。
はやく引きたいですが、焦りは禁物です。