握り皮を巻く時に使う和紙
さて、以前握り皮を巻く時に私が、和紙を使っていることを紹介しました。
これは先生にならった方法で、アンコの凹凸が滑らかになって、お気に入りの工夫です。
以前に購入した和紙が手に入らない
かなり昔に何気なく買った和紙が、大変具合よく、アンコの上に巻くと、適度に厚みがあり、適度にボンドが染みて、上から握るととてもフィットしていく紙でした。洋紙と違い、ツルツル滑って回転せず、上からそっと握るとそのままいい形で納まっていました。
30枚か50枚綴りだったので、何年も使っていました。
数年前に、その紙がなくなり、最初に買った文房具店に行きましたが、もう売っていませんでした。その店で、和紙の無地の便箋を買ったのですが、洋紙に近く、張った後直ぐ滑って回転して、あまりフィットしませんでした。
2年ほど前に、地方に旅行に行った時に、和紙のお店に入ることがあって、模造紙サイズの和紙を購入しました。それは、気に入っていた和紙と雰囲気が似ていて、最近までそれを使っていました。手漉き和紙、とありました。
最近、それも無くなってきました。
ただ、和紙のお店で買ったものは、昔気に入っていたものより、わずかに薄かったです。
それで、また昔のが欲しいと思っていたのですが、私が大失敗したのは、その和紙の綴りの表紙が無くなってしまっていたことです。
手掛かりは、残していた最後の1枚と、背表紙、値札、のみです。
何とか探してみる
何か糸口はないかとググってみることにしました。どこかで見覚えのある表紙に行き当たるのではないかと思っていました。なんか中華っぽい縁取りがあったような気がしていました。
最初は、和紙、綴りなどで調べましたが、空振り。
次に大きさを測って検索しました24cm×27cmです。
最初は気付いていなかったのですが、これが、実は色紙サイズで、正確には242mm×272mmです。
それを頼りに検索すると…
なんと、見覚えのある表紙に行き当たりました(購入したのはこれではありません)。
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画仙紙、という水墨画用の紙のようです。
よし、これだ、と思ったのですが、やっぱり実物を見てみないと自信がない。
これはどうも白い紙のようで、違うようです。私の使っていた和紙は生成でした。
これをお気に入りにいれて、数日後また検索してみました。
すると…、同じような水墨画用の紙の綴りのもので、生成のものを見つけました。
そして、その、色紙サイズが…。
ありました!
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そう、これです、これです。これが、昔から愛用していた握り皮用の和紙のようです。
「最高級画仙紙 純楮紙」
とありました。
昔何気なく買っていた和紙が結構上等なものだったと知りました。
今は少し高くなっているのかも。
でも、これです。
ポチりました。
最初「楮」が読めなかったのですが「こうぞ」ですね。
ザ・和紙、という感じですね。
届きました
やっぱりこの紙でした。
純和風の和紙が、弓の握り作成に具合が良い、というのが、なんとも良いですね。
個人的に、弓具もかなり自然素材派なので、自分らしいなあと思う出来事でした。
見つかって良かったです。
もし、握り作りに和紙を考えている方、「純楮紙」、お勧めです。
一度買うと全く減りませんけどね。