弓道で、弦が真ん中で切れて、その放った矢が的中すると、その弦は安産のお守りになるといわれています。戌の日に切れるとより良いとされているようです。
今日の練習中に、真ん中で弦が切れて、その矢があたりました。
弦は良く切れる方なので、その時にあたっていることもあるのですが、最近はあまり真ん中で切れていなかったので、久しぶりの安産弦です。一応残してあるので、去年の5月以来でした。でも戌の日は一昨日だったみたいで、2日違いでした。
先日作った弦が早速切れました。さすがに早いです。21kgで1.9匁はさすがにあまり持ちません。弦音が出にくい弓なので、弦音を期待して、ついつい細い弦を使う傾向にあります。弓にはあまり良くないのですが…
追悼射会で使った弦が、安産弦になったので、不思議な巡り合わせです。当日切れなくて良かった。
実は私は、審査の時も弦を切りました。審査で、弦音が良い細い弦でいくか、切れにくい太い弦でいくか悩んで、やはり審査なので、弦音を選んで、細い弦でいきました。そしたら案の定切れました。しかも二次審査の甲矢で切りました。で、その矢はあたって、なんとか乙矢もあたって、その時に合格しました。さらに、その弦は真ん中で切れていました。ということで滅多に手に入らない、「審査に合格した安産弦」、が手元にあります。ご利益が強そうなので、大事にとっています。自分の孫のときにお守りにしようかな、と思っています、っていつの話だ。
一応弦切れは、失と言えば失なのですが、即不合格、とまでは減点にはならないようです。
そんな事もあって、にべ弓を使っているというだけでなく、弦切れに良いイメージを持っている私です。