【弓道】講習会の失敗を次の糧に 一つ的射礼での弦切れ

受講生としての講習会参加

 
講習会を企画した側の記事を書きましたが、今度は、受講した立場の記事を…。
連チャンの講習会の中で1日だけ受講生の日がありました。
結構な失敗をしてしまったので、反省も込めて振り返りを…。

一つ的射礼での失敗

今回の講習会は、射礼を中心とした講習会でした。
一つ的射礼をしっかりできるようになるのが、講習会の目標でした。
 
今回一つ的射礼をして、途中で弦を切ってしまいました。
自分自身は、審査本番でも弦を切ったことがあるので、対処できるだろうと思っていましたが、全員が見ている前で、思っていた以上に緊張してしまいました。
 
自分は大前で、乙矢の設定です(講習会終盤で、時間が無かったので体配の練習が主なので1本だけ持っての立でした)。
弦は、上の弦輪のすぐ下で切れたようでした。
すぐにその状況がわからず、とりあえず、切れ弦に向かって足を寄せ、進みます。その時点で、真ん中で切れたのか、上下どちらかで切れたのかわからなかなったので、思わず弦の端をつかみました(間違いではないと思います)。
左手に巻いているうちに、「あ、長い」と思いました。巻くのに結構時間がかかります。後で講師の先生に教わりましたが、そういう時は、真ん中をつかんだほうが早く巻ける、とのことでした。なるほど。
ちょっと時間がかかって焦ってしまいました。そのまま膝行で射位に戻ります。
ここで、昔、私は失敗したことがあるので、失敗しないように、失敗しないように、と思っていたら、一番大事な恐縮の意を忘れました…。
 
一つ的射礼では、3人が同時に動くことが大切です。なので、射位に服した後、どのように後ろの人と合わせるか、とういことになるのですが、恐縮の意を示した後に、開き足で的正面に向かうと、次に腰を切るときに後ろの人が合わせることができます。恐縮の意は忘れてしまいましたが、開き足ののち、立ち上がるために腰を切るときに後ろの方が合わせて腰を切ってくださいました。立ち上がって、動き出しも、合わせることができました。
 
で、もう一つの失敗が、その後本座に戻った後に、その左手に持っている弦の処理を悩みました。
きれいに巻いてあって、左手の中に収まっているので、そのまま目立たずに行けるのではないかと踏みました。
しかし、ここは、後の射手が会に入っているときに、すっと懐にいれておく方が良かったのです。講師の先生に終了後、そこも指摘されました。また、会の時に懐に収めるのが良いのは、観客が射手を見ているから、とも教えてくださいました。
 
小さく巻いたつもりでしたが、肌入れ動作でかけを着けている右手に持つにはあまり格好よくなかったです。
そのまま、肌入れして、左手に弦も持ち替えて退場しました。
うーん、うまくなかったです。
 

審査での失敗

自分は審査の時に、甲矢で弦を切りました。弦切れをして、弦をとりにいって射位に戻り、恐縮の意を示した後、そこで私はおもむろに立ちました。そして立った後、停止体の回り方で的正面を向きました。後ろの方が立ち上がるのを待って、その方が立ち上がって、踏み出す時に下がりました。開き足をしなかったので、後ろの人が立つタイミングを作れなかったのです。ですが、その時の審査で私は、本座で弦を変えてもらい、乙矢も中って合格しました。
 
後日、審査員ではなかったのですが、見ておられた範士の先生に「あれ、正しいと思ってやった?」と聞かれ、「開き足の方が良かったよ」と注意を受けました。
失に絶対の正解は無いので、開き足でないことが完全な間違いではないようなのですが、調和を考えると開き足の方が後ろの人が合わせやすいので、気遣いが足りないということになりますね。ただ、その時は恐縮の意は示していたので、間違いにはなりませんが、今回は恐縮の意を忘れたので、明らかな失敗で、今回の処理だと問答無用で不合格ですね。

講習会での失敗

 みんなが見ている状況の立で、久しぶりに弦切れの処理で緊張して、気持ちが浮ついて失敗してしまいました。そう考えると、イマイチだったとは言え、よく本番でやりきったなあと今でも怖くなりますね。
 でも、講習会で失敗しておくことは良い経験です。地元の道場での練習より、こういった大人数での場で失敗する方が、印象に残って忘れません。
 本番で失敗しないように、次に活かしたいと思います。
 
 
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