弓道とDIY

【弓道】携帯弓座のDIY

先日弓座の作成の記事を書きましたが、それの続きです。
国体選手になってこの3月に大学を卒業する学生がいて、卒業の記念に、弓座をプレゼントすることにしました。
ちょうど、先日の弓座を作っているところだったので、一緒に作成しました。
 

携帯弓座の種類

携帯弓座はいくつかあります。

私はこちらを持っていますが、滑り止めシートを貼るオリジナルの工夫をしています。

 
猪飼弓具店【公式】さんはTwitterを使っています 「ミニ弓張り板 この弓張り板は実際に使うことができます。試合会場や審査会場で弓張り板がない場合に壁の角などに当ててお使いいただけます。 
 
https://twitter.com/ikaikyugu/status/514784587717681152
 
ちなみに、これ、公式では、壁の角にあてるとなっています。それは、そのままでは滑るからです。
私のように、滑り止めシートを張ると、角でなくても、壁さえあれば張れます。結構便利な工夫です。
 
ゴム製のもありますね。こちらは通販で普通に買えます。
 

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楽天で購入
 
 
携帯弓座(木製)
こんな形状の携帯弓座も売られているようです。
 
http://mori-kyu.jp/?pid=135037947

実際に製作していきます

末弭が当たる部分を彫る

今回確立した丸溝ビットを使った半球形の穴を彫っていきます。
 
 

携帯用の大きさにしていきます

上下左右を丸鋸で切って携帯用の大きさにしていきます。
 
 
動画では省いていますが、3cmの厚みを2.5cmにする作業もしています。
3cm厚のケヤキは小さくしても結構重量感があるので、薄くしました。

キーホールを開けます

 
キーホールビットを新たに購入しました。6.35mm軸だと、amazonでお安く買えました。6mm軸は少しお高くなります。青と黄色2本セットです。どちらも6.35mm軸です。
 
 
ガイドをしっかり固定しないとキレイなキーホールが開かないので、ガイドが重要です。
 
 

糸のこ盤でキーホールと紐を通す部分を成型します

 
今回糸のこ盤を作業台にクランプで固定しました。
 
 
今まで糸のこ盤を固定する場所が無くて、矯正器を作った時(【弓道】竹弓の矯正器の自作と出木の弓を調整した話)などは困っていたのですが、今回この方法に気づき、今後も糸鋸DIYが簡単にできそうです。
 
糸のこ盤である程度の大きさに成型しておきます。
 
 

ルーターで紐を通す部分を成型します

ルーターでさらに紐を通すところを成型していきます。
 
 
少し丸みを持たせた形状にしました。
キーホールと紐を通す穴を兼ねた形状にしています。
 

紐を通す溝を彫っています

 
 
紐を通すところに溝を彫っています。
これがあると、壁にピッタリとあてることができます。
 

ニス塗りとサンダーで仕上げます

 
 
他の弓座より遅れて作り出したので、ニス塗りとサンダーが少し遅れているので、これだけドライヤー使ったりして乾かして、回数を稼いでいます。それでも4回塗りはできました。
 

滑り止めシートを貼ります

 
 
滑り止めシートを貼ります。これが無いと、上部にカウンターがないと弓が張れません。これを張るだけで、壁さえあればどこでも張れるようになります。茶色いシートが無かったので数件探しました。
 
社会人になっても弓を続けて欲しいので、賃貸の家とかでも使えるように考えて作りました。
 
私のもともと持っている携帯弓座よりは少し大きいです。携帯というよりは、一人暮らしの家で使いやすい、という感じですね。写真は滑り止めを張る前です。
 
 

作品近景

完成しました。
 
 

花梨の弓座もキーホールをあけて、滑り止めシートを貼りました

 
 
 
道場常設用はネジで止めたのですが、こちらは、もう少し設置しやすいように、キーホールを開けました。
キーホールだけだと、滑って弓が貼れないので、こちらも滑り止めシートを貼っておきます。
13cm大の円型の弓座なので、大きくて重目でこちらは使いどころが難しいのですが、見た目もきれいなので、将来の持ち家の?自宅固定用弓座として使ってもらえればと思い、一緒にあげました。
 
 
 
前回の道場用の弓座と一緒に撮った写真です。
 
 
 
以上、携帯弓座の作成でした。
 

作成シーンの動画

動画もつくりました。

もしよろしければご覧ください

【弓道】携帯弓座のDIY

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