弓道とDIY

京都大会に参加しました

今日はみやこめっせで京都大会(全日本弓道大会)でした。
 
昔は師範に会うのが楽しみな大会でしたが、高齢になってからは、なかなか来られなくなっておられました。
錬士になってから参加するようになっています。
全国から本当に多くの方が来られて、楽しみな大会です。昔は、「阿波先生の残心を見に」と全国から弓引きが来られたとも聞きます。範士の先生の射を見られるのはなかなか貴重な機会ですね。

令和元年、最初の大きな試合で、高円宮妃殿下が来られていました。昨日の70周年記念式典にも来られていたようです。今日は、午前中の一部の時間だったようですが、試合を見に来ておられ、知り合いの方が、その時間帯のスーパー大前で、すごく緊張したと言っておられました。

今年は70周年で、記念品は立派な風呂敷でした。

毎年控えの場所取りに困るのですが、今年は9時前に行ったらほとんど一杯でした。やっぱり開場と同時でないと良い場所は厳しいですね。

ちょっと汗ばむような陽気でしたが、先日完成した、ブッチャー生地の襦袢が大活躍でした。少しくらいの汗では全然引きにくいことはありません。

今年は、例年になく、初めて会場の様子が控えに動画で中継されていました。なかなか良かったです。音がでないのと(5会場とも音出したら大変なので当たり前ですが)、あと、的中がわからないのがちょっと寂しいですが、今までにない試みで良かったです。画質も良かったです。

 

さて、京都大会の楽しみといえば、弓具店巡りです。この時期だけ、普段店舗に出ないような貴重な弓や矢が出ています。弓も物色しましたが、購入したいと思うちょうど良い弓とは出会えずでしたが、やはり良い弓は結構出ていました。矢は目の保養ですね。なかなか予算がついていきません。

来た甲斐あって、今回はとてもうれしい掘り出し物に出会いました。特価品の麻弦です。作者の先生がもう作られなくなったということで、特価になっていました。2つも買っちゃいました。あと、いつもこの時に実際に触って握り皮を買っているので、まとめ買いしています。

試合の方は結果は振るわず、予選落ちでした。
消化不良なので、武道センターに練習に行きました。武道センターは、期間中、練習できるように開放されています。

例年その近くで剣道や居合道もイベントをやっていますが、今年は大会の規模が大きかったのか、弓道場前もかなり剣道の道具を売る売店のテントが多く出ていて、テントに隠れて武道センターの弓道場が最初どこかわかりませんでした。写真を上げておきます。

さて、しっかり練習しようと行ったつもりでしたが、大変な出来事に会いました。京都大会だと、立派な矢を使っている人が結構います。自分の矢は名前を書いていなくて、熊鷲の羽根です。熊鷲の矢もたくさんあって、やばいなあと思っていたのですが、数本引いた後、1本見当たらなくなっていました。案の定、間違えて持っていってしまわれた方がいたようでした。四つ矢ですが、1本無くなってしまいました。似た矢が1本残っていて、30分くらいその矢が動かず、その矢と同じ矢を引いている人が出てこなかったので、間違えた方は武道センターから帰られたように思われました。かなり焦って、受付の人に相談したら、その方が「矢を間違っている人ませんかー」と聞いてくださって、そしたら、自分の矢がなくて、違う矢が混じっていると申し出てくれた方がまだ道場内におられて、自分の矢が無事に見つかりました。京都大会は全国から来ているので、名前なしで間違えて持って帰られてしまうと、ちょっと絶望的でした。無事に見つかって良かったです。今後、しっかり名前を書いて、筈巻のデザインも少し変えようと思いました。良い勉強になりました。
 
最後焦りましたが、やっぱり京都大会は参加の価値ありですね。審査がある場合、つけ矢のような感じで、前日に審査会場で引いておけるのも良いです。
是非京都大会へのご参加をお勧めします。
 
 
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