CPUファンの音が気になる
先日、もともとのマウスコンピューターのMicroATXケースを使って、CPUにRyzen3500を使って、自作PCを作った記事を書きました。(Ryzen5 3500のデスクトップパソコンが組みあがる、グラボ購入で問題解決!SSD移行も簡単に)
Ryzen3500の既製品のCPUファンを使っていたのですが、ちょっと負荷をかけると、隣の部屋でもファンの音が気になる感じなので、静音化してみたいと考えました。
サイズを測ってパソコン工房で下見
ケースのサイズを測って、どれくらいが収まりそうか確認して、パソコン工房さんで下見しました。
サイズ製のトップフローの静音タイプが収まりそうでした。
いろいろ調べてみて、どうやら、評判も良かったので、こちらの購入しました。
ただ、実際にはどこかが干渉して入らない、とかはありえそうかなと思いながら、購入してみました。
税込みで4,378円でした。
サイズSCCT-1000 超天
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静音タイプのFANだとファンが横につくサイドフローのタイプなどがあるようですが、こちらは上方にファンがつくトップフロータイプです。
一応最大ノイズが24dbとなっています。上の12cmファンをさらに変えるとさらに静音化できるようです。
価格.com – サイズ 超天 SCCT-1000 スペック・仕様
純正品の最大ノイズが、45dbくらいとなっています。
純正から市販品までRyzen用空冷CPUクーラー8製品比較テスト (4/4) | AMD HEROES
https://amd-heroes.jp/article/2019/06/0193/4/
純正品はAMD Wraith STEALTHという商品です。
45dbに対して25dbなら、超天SCCT-1000だけでも十分静かそうですが、結構クチコミでは、ファンは別のものを付けました、という書込も多かったです。別のファンでつけるとさらに静かになるようです。私は、LEDでキラキラにする必要もないので、これで付けてみて、まだ音が気になるなら変えてみることにします。
価格.com – サイズ 超天 SCCT-1000 レビュー評価・評判
サイズSCCT-1000 超天の外観
結構大きいですね。
なかなか存在感があります。
サイズは確かめていましたが、実際にはなかなか大きいです。
評価では、AM4での取り付けがかなり難しいとなっていました。
1枚目が最初からついているのはIntel用の金具で、RyzenのAM4ソケットにつけるときは、2枚目の金具に取り替える必要があります。3枚目のように使います。
本体をばらしていくが、部品がないことに気付く
評価をみると、マザーボードを取り出して取り付けた方が良い(取り出さないと付けるのがかなり難しいらしい)となっていますので、全部分解しないといけません。
グラフィックボードなどを外して行きながら、そもそも、ソケットにどう取り付けるのか疑問がわきました。ファンを外すとバックプレートしか残らない…。
そうだ、固定用の上のパーツがない…。
下の写真はこのPCを組んだ時の写真です。この時映っている左側にあるパーツです。
前回の作成の後、どこにしまっただろう…、思い出せない。
いろいろ探したのですが、結局出て来ず…。捨てた記憶はないのですが…。
参りました。
AM4用リテンションキット
これは、ネットオークションやメルカリで探さないといけない部品なのか?と思いながら、とりあえずパソコン工房へ。
無かったら店員さんに聞こうと思いましたが…。
ありました…、良かったです。
皆さん、取り付けパーツはファン交換の時、必要になるので、無くさないようにしてくださいね。
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気を取り直して再度分解 次の障壁は、3.5インチHDDの干渉、またパーツが足りない
前回もCPUファンと干渉したHDDですが、今回はこの位置でも干渉しそうです。そうなると、光学ドライブの5インチの下の空きスペースに移動しないといけません。
前回もそう思っていましたが、そのためのマウントパーツが必要でした。
さっき、パソコン工房に行ってきたばっかりなのに…。
でも、後回しにもできない作業で、取り付けの時にはないといけません…。
仕方なくもう一度パソコン工房へ…。
ありました。リテンションキットとは違って3種類くらいありました。良かったです。でもさっき気づけば良かった…。
10分でいけるところにパソコン工房があるのはありがたいですが、30分ロスしました。
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気を取り直して再々度分解にとりかかる
マザーボードを取り外します。
5インチベイへのHDDの取り付けがあるので、今回は電源も一回外します。
HDDの移動
今回買ったマウントパーツです。この5インチに3.5インチを取り付けるマウントは、背面固定なので、背面からネジ止めします。
1回これで入らなかったのですが、前方のベゼルの裏にケースの金属部品があったので、そこを外したら入るようになりました。
背面固定をして、あとはベイに固定すれば完了です。
電源の固定
電源を再度固定します。電源を入れる前にスペースが無くなりそうなので、先にSATA機器の電源とコードをつないでおきます。
いよいよファンの交換
さて、いろいろありましたが、ようやくファンの交換です。
ファンを外す
Ryzenの純正ファンはネジ式なので、ネジを外せば外れます…の筈ですが…。
外れません。
これもあるあるですが、グリスのところでかなりくっついています。
ここで失敗だったのですが、強く引っ張ったら、CPUごととれてしまいました。
ここは、無理強いせず、隙間に何かを刺して剥がした方が良かったです。
これはマザーボードが壊れてしまいかねません。幸い、CPUのマウントがちゃんと外れて、壊れずに取れていました。
グリスを拭く
前回のグリスを拭くのですが、周りにはみ出たのはちょっと面倒です。
CPUの背面部分は拭けばよいのですが、はみ出て、端子に接触しそうなところは気を使います。
ここは繊細な部分なので、できるだけ作業はしたくないのですが、マザーボード側のはみ出たグリスはちょっと面倒でした。
CPUの針が刺さる部分に少しグリスが乗ってしまっていましたが、なんとかきれいにしました。
次ははみ出ないようにしたいです。
リテンションキットを取り付ける
買ってきたリテンションキットを取り付けます。
ちゃんと残していれば、新たに買う必要はなかったのですが…。
ちなみに底面はすでにマザーボード側にあるので、底面部は1個残ります…。
試しに取り付け
本番前に試しに取り付けてみます。
構造がわかれば単純ですが、中央に金具をつけて、リテンションキットに引っ掛ければ取り付けられます。
上部がかなり大きいので、確かにこれをケースにつけたまま取り付けるのは至難の業ですね。
グリスをつけて本番取り付け
さて、グリスですが、ケースにはグリス付きと書いてありましたが、パソコン工房で、性能のよいグリスが売っていて、ついつい惹かれて買ってしまっていました。
実際の同梱されていたグリスはこんな感じでしたので(左)、買ってよかったです。
グリスの熱伝導率は他と比べたことがないのでわかりませんが、伝導率がかなり高い部類のを選びました。
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グリスは難しい
いつものことですが、これを塗るのが得意ではありません。
プラバンを切り取ってヘラを作ってなんとか塗りました。なかなか難しいですね。
本番の取り付け
金具をひっかける前に、本体をCPUに乗せて位置を確認します。
位置が正しいのを確認して、後は金具を固定して終わりです。びっくりするくらい簡単です。
マザーボードの取り付け
今回、一番厳しいかなと思ったのがこの場面でした。
もちろんケースから外さないと取り付けられないのですが、これをケースに戻せるのかが不安でした。
なんとか滑り込ませて入りました。
ちょっとMicroATXケースにはギリギリですね。入ってよかったです。
ネジ止めや電源コネクタの取り付けがつらい
かなりファンの本体が大きいのでマザーボードのネジ止め、電源コネクタを戻していくのでが、かなりスペースがないので難しかったです。
CPU用の8pinの電源コネクタに至っては、これは今度外せるのだろうか、と思うくらい狭いです。
取付完了 ファンガードをいったん外す
なんとかねじ止めが終わり、全て取り付け終わりました。
ファンの取り付けなので、試し運転せずに組んでしまいましたが、後で不具合がでると面倒なので、全てのネジ止めの前に一度正常に動くか確認する方が良いと思います。
純正のファンは高さが無いので、ここにファンと外気をつないで風流を整えるファンガードがあるのですが、これが今度は干渉します。
ファンガードを外してしまいます。
ようやく電源を入れてみます
元の部屋に戻して配線して電源を入れます。
スムーズに動いています。
動作も問題ありませんでした。
ファンガードのフィルタを使いたいのでDIY
ファンガードに、ホコリ防止の取り外しできるフィルタがあるのでこれを流用したいので、ガードをルーターを使って切って、使えるようにしました。
ルーターで切断しました。
こういうフィルタは便利ですね。上の方はまるまるホコリが入りますが…、まあもともとそうだったので仕方ないですね。
交換終了、音はどうなったか
無事に交換終了しました。
音はかなり静かになりました。その部屋にいればファンが回っていいるのはわかりますが(それでもかなり静か)、部屋の外にでれば全く気になりません。
かなり効果的でした。
冷却もばっちり、体感ではPCの反応が良くなった感じがします。
音重視で交換をしたのですが、元の温度を調べていませんでしたが、今回温度を調べると17度(ケルビン表示なので290-273)になっています。
ちょっと低すぎるので、測り間違いですかね。
かといってもう一度ファンを戻して測る気にはなれないので、このままいきます。
冷却機能が上がったせいかファンを変えて、PCの反応が良くなった気がします。
音以上に性能がよくなるのも嬉しいですね。
CPUのファンを交換して超静音化した話でした。