全日本選手権の予選
先日、県の全日本選手権の予選大会がありました。
自分は仕事が忙しく、国体の挑戦はできなかったので、あまり矢数や的中をストイックに求める時期がありませんでした。それが良いのか悪いのかは悩ましいところですが。
採点制の試合、師範の言う、「まともな射」を求めて
全日本選手権は個人戦で、採点制です。審査に通じるものがあり、的中だけでなく、真善美を追い求める日本の弓道らしい大会だと思います。
今の職場環境でもなんとか練習して挑戦できるので、現在は、そちらを目標に日々がんばっています。
全日本選手権の予選なので、県の予選も採点制の試合です。
師範は日々、的中よりも「まともな射を引け」といつも教えておられました。師範は「正射」という表現は使われず、「まともな射」と良く言っておられました。
今までの中央審査の合格は師範の教えがあってこそと今でも感謝しています。
採点制の試合でも、的中は重要です。自分はあまり中らないので、そこがかなり弱点で、勝負矢に弱い、というところがあります。ただ、そこで中てに走らず、まともな射で中てきりたいというのが常々課題です。かなり意識して練習するのですが、なかなかうまく行きません。良射を追い求めて調子を上げていって、的中率を上げていくのが理想ですが、今回は、仕事が忙しい時期が重なってそこまで調子をあげれず、試合に臨むことになってしまいました。横線の伸合いだけで離せば、的中は出やすいですが、それでは高い評価はもらえません。縦線を効かせて、丹田で離す射をしたいところです。
実際の試合ではなかなかできません
県予選も本番と同じように予選は一手2回、4射で2中以上が決勝に進めます。最初の一手を2本外すと、一気に苦しくなるので、なるべく1本目に中てたいところです。調整しきれなかったので、やむを得ず、横線重視の射で臨みました。幸い、1本目は9時に中りました。
かなり気温が高かったので、弓が弱くなり、そうなると私は弓手が勝つので後ろにいきがちです。危ないと思いつつも、2本目も同じ狙いでいくと、9時に外しました。案の定、という感じですが、弓を理解しきれていないなあと反省です。
後半の一手、3本目もやや狙いを前にしたのですが、また9時に外してしまいました。一気に追い込まれてしまいました。ここで外すと、県代表もブロック予選進出も厳しいです。
4本目は狙いに集中して引きました。なんとか中って、ノルマをクリアしました。
ただ、最後は中てに走ってしまい、師範の教えはまだまだできていないなあと反省でした。
なんとか予選は通過、決勝でも振るわず。次はブロック予選で。
決勝の10本の方が返って的中よりも良射を心掛ける射で引けましたが、調整不足は否めず決勝も的中は振るわずでした。
幸い予選の点数が良かったので、無事にブロック予選に進むことができました。
それまでには、もっと良い射で中れるように練習をしないと、と反省でした。
ネックはブロック予選が真夏なので、引く弓がないことですが…。これからにべ弓にはつらい時期になってきます。