弓道とDIY

ロキソニンテープを一人で貼る自助具を作ってみた

首や肩に湿布を貼っています。テープ剤は貼りにくいです。

 
先日から左僧帽筋を痛めてしまったので、湿布を貼っています。
ロキソニンテープという湿布薬です。病院で処方してもらいました。
 
一般的に、貼り薬は、パップ剤テープ剤があります。
パップ剤は、昔ながらの湿布で、少し厚みがあり、多くは色は白く、背面がすこし毛羽だっています。
伸縮性はありますがテープ剤ほどはなく、粘着力が少し弱いです。貼るのは比較的簡単です。
テープ剤は、かなり薄く、多くは茶色で、伸縮性があり、粘着力が強いです。運動する場合や、可動する場所に向いています。色が茶色いのも良いですね。ただ、薄くて粘着力が強く、すぐにくちゃくちゃになってしまい、貼りにくいという欠点があります。
 
ロキソニンテープはその名の通りテープ剤で、茶色くて薄いです。

湿布を貼る自助具、テープ剤用はない?

さて、肩や背中に湿布を貼るのは難しいです。
貼るための自助具が売っています。
 

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また、自助具を自分で作っている方もおられるようです。
介護関係の方で、作り方の説明があったりします。
 
自助具のご紹介 | 福岡県作業療法協会
https://www.fuku-ot.org/member/jijyogu/
 
自助具のご紹介 | 福岡県作業療法協会 片手湿布張り
 https://www.fuku-ot.org/wp-content/uploads/2019/02/jijyogu-3-1.pdf
 
北九州市立介護実習・普及センター 福祉用具プラザ北九州 手作り自助具 http://www.kati.gr.jp/%E6%89%8B%E4%BD%9C%E3%82%8A%E8%87%AA%E5%8A%A9%E5%85%B7/
 
ただ、これらは、パップ剤用で、基本的には厚みがあり背面が毛羽だっていることを利用して、マジックテープのオス(フックと呼ばれるザラザラが強い方の面)を使って自助具に固定して貼る仕組みになっています。
 
テープ剤は、マジックテープがくっ付かず、使えないという難点があります。
テープ剤の方が貼りにくいのに自助具がないのです。
 

ヒントを探す、両面テープ?

こちらの自助具の紹介とみると、テープ剤はマジックテープでなくて両面テープが良いとありました。
 
自助具の勉強会に行ってきた(今治保健所 /今治社会福祉協議会) – ちんねんの徒然なる日記
https://gyoukouseiranpt.com/?p=12829
 

セリアで物色、フライ返しと防振粘着マット

さて、セリアで使えそうなものがないか探します。
形状はやはり孫の手タイプが良いので、それに近いものを探しました。
 
 
お風呂やトイレ用のたわしや、体洗う用のスポンジもよさそうですが、先端の形状をなんとかしないといけません。
 
 
先端のことまで考えるとフライ返しが一番よさそうでした。
 
ちょっと猫のデザインのがあって、孫の手っぽいのでこちらにしました。
 
 
さて、両面テープを物色していたのですが、ちょっと試してみたいのがありました。
耐震グッズの防振粘着マットです。
 
 
両面テープだとどうしても使っているうちに粘着力が低下します。
なんとなくこちらだと洗っても使えるとあって、粘着力が長持ちするのではないかと考えました。
なので、両面テープと防振粘着マットの両方を買いました。
 
 

作ってみる

両面テープですが、こちらはすぐにくるっと丸まってしまうことがわかったので、あまり向いていないようでした。
 
 
 
パップ剤用の自助具のページを参考に、粘着部分(パップ剤の場合はマジックテープ)は小さくても良いとのことだったので、防振粘着マットをさらに小さく切って、フライ返しに貼ってみました。
 
 
 
 
粘着具合がうまくいくかが問題です。貼った印象では結構粘着力が強そうで、うまく体に貼れないのではないかと思いました。ロキソニンテープの粘着力よりはやや弱いのが理想的です。

実際に使ってみる

さて、実際に貼ってみたら、うまくいきましたので、説明します。
私は、10cm×14cmのロキソニンテープ100mgというのを処方してもらい、ちょっと大きかったので切って使っています。
最初から7cm×10cmのロキソニンテープ50mgを処方してもらうのも良いと思います。
 
 

テープの固定、フィルムを外すのが難しい

まずフィルムを貼った状態で、テープを粘着マットに固定します。結構強く押し付けた方がうまくいきます。
 
 
次に、大きいフィルムを先に剥がします。
何回か試しましたが、大きい方から剥がした方が剥がしやすかったです。
 
 
剥がしたフィルムを使って、テープを押さえて、小さいほうのフィルムを剥がします。
 
 
 
このとき、くっつきがあまければ、フィルムを使ってもう一度押さえます。
テープを押さえたフィルムも剥がします。
 
 
ひっくり返してもはがれません。
 
 

実例

肩に貼る

痛いのは僧帽筋の肩側と首側なのですが、肩側に貼ってみます。
鏡などを使ってもある程度はブラインドでだいたいの位置になってしまいますが、痛いところに当てます。
少し、押さえて皮膚にくっつける感じにします。あんまり強く押さえると粘着マットへのくっつきも強くなるので、軽くが良いです。
そして弧を描くように外してきます。
 
 
 
まっすぐ上にあげると粘着マットがはがれにくいので、弧を描くようにゆっくりあげると粘着マットがうまい具合に外れていきます。
 
しっかり押さえる
自助具が外れた時点では、あまりしっかりくっついていないので、しっかり押さえます。
多少しわがよったりすることもありますが、押さえたら伸びることが多いです。
 
 

首に貼る

首に貼ってみます。
 
 
少し髪の毛があるところにかかってしまったので、そこは剥がれやすかったです。
これも慣れてくるうちに、フライ返しの角度を工夫すれば、あまり髪の毛にかからなくなりました。

上腕に貼る

今度は上腕です。ここは普通に貼れる場所ですが、キレイに晴れました。
 
 

後は慣れていく

何回かしているうちに、要領がつかめてきます。
失敗することもありますが、自助具を使わずに直に貼るよりもかなりきれいに貼れる率が高くなりました。
それぞれの押さえ具合など加減がわかってくれば、かなりスムーズに貼れるようになると思います。

ロキソニンテープを貼るための自助具

 
ということで、ロキソニンテープを貼るための自助具を作ってみた話でした。
今回の良かったポイントは、防振用の粘着マットですね。これが、何回も使えて、痕も残らず良い感じです。
粘着力も結構回数使っても維持されます。
実際、1週間毎日使っても、まだ十分粘着力ありました。
防振粘着マットは安いし、また新しいのにも貼り替えれます。たぶん水で洗ってまた貼ることも可能です。
粘着マットの粘着力は、メーカーによって違ったりしそうなので、いきなり作ってすぐ毎回うまくいく、とはならないかもしれませんが、200円で簡単に作成できますし、1度試してみていただいてもよさそうです。ご参考になれば幸いです。
 
動画も作ってみましたので、参考になれば幸いです。
 
ロキソニンテープを貼る自助具の作成

 

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