先日オークションで、32インチのSONYのBRAVIAが格安で手に入ったので、テレビ台を作成しました。このテレビは、台が無いという理由で訳ありで出品されていました。古いモデルではありますが、FullHDの機種で、本当にお安い値段で落札出来てびっくりでした。
弓道場に液晶モニターとして使う予定で、移動式で使いたかったので、もともと台の作成を考えていましたので、台がないのは好都合でした。今回TV台をDIYしたので作成過程を紹介します。
完成品の紹介
これが、実際に作った移動式テレビ台です。
いろいろ工夫をこらしてみました。
取り外しできる棚を2種類作りました。
棚は2種類つくり、両方でも片方ずつでも使えるようにしました。
大きな棚
マウス用の小さな棚
両方を取り付け
一つはPCとマウスを置いて使える大きめの棚で、PCを置いて作業をすることをメインに考えています。
もう一つの棚は、マウスのみ使う場合を想定した小さな棚です。
これは、マウスだけが必要な時に使う棚です。
以前使ったことのある移動式の棚のレール(可動式木製棚のDIY,弓置きにも応用)を、外側にもう一つ足して、小さな棚を設置できるようにしています。
中央のレールを兼用することで、端に寄せた形でマウス棚を追加できました。
背部に収納
その棚が背部にかけれるようにしました。
両方とも背部に収納できるようにしました。
フックは1×4の木材をジグソーで切り出しました。
下部に収納を作成
一番下が収納になっていて、PCなどを収納できます。
最初は収納は考えていませんでしたが、作っていて思い立って作成しました。
良い感じになりました。
背部の工夫
背部の上方に取っ手をつけているのですが、これはこの形状のテレビ台だと、取っ手がないと、移動の際にテレビ本体を持たないといけなくなるとのクチコミがあったので、移動を結構する前提なので、取っ手を作りました。
これを作ったおかげで結果的に棚をここに引っ掛けるアイデアが浮かびました。
テレビの位置は上下できませんが、角度が少し変えられます。
使う予定のセッティングでは、立っても、椅子でも、座っても見る、どの設定も考えられる環境です。
既製品なら高さを変えられるものもありますが、DIY作品では、テレビ自体の高さを自由に変えれるように作るのは難しいです。
幸い、購入した壁掛け金具が、少し上に向けたり下に向けたりすることが可能なので、どの位置から見てもそこまで見にくくはない感じになりました。。
リモコンホルダーも作成
こちらはちょっと作りが下手なのでお恥ずかしいですが、100均の木製ボックスをばらして、リモコンホルダーに改良しました。
見た目はだいぶニスでごまかしていますが、かなり便利に仕上がりました。
重りを載せています
作ってみて、途中で、後ろ方向への傾きに弱いので、前方におもりを載せました。インターロッキングブロックというコンクリートブロックを載せています。
見た目重そうですが、2個で3kgです。これでかなりバランスが良くなりました。
ちなみにテレビ台の総重量はこのおもりをいれて約20kgになりました。
使うイメージ
TVや視聴のみの時
PCを置いての使用
PCを収納してマウスだけでの使用
以上、TV台のDIY作品でした。
作成した時の内容はこのあと記載しますので、興味ある方はご覧ください。
実際の作成について
練習用に大きなモニターが欲しい
道場に大きめのモニターが欲しくて、ずっと思案していました。
普通に液晶モニターを買うと高いですが、最近ですと、少し世代の古い、大型テレビを中古で買うことができます。
一昔前に比べれば、今のテレビはかなり安くなっていますね。また、一昔前のテレビでも、なかなかの性能で、4Kを期待しないのであれば、fullHDであれば、まあまあのお値段で買うことができます。
掘り出し物の32インチテレビ(SONYのBRABIA)
そんな折、台がない古めの32インチのSONYのBRABIAが出品されていました。台がないので、訳ありという扱いでした。
自分の用途は道場での使用で、固定ではなく、動く台を使いたいと思っていたので、丁度良かったです。
1000円で出品されて、数日たって、いよいよ締め切りでも1300円、思い切って1400円で入札したら、そのまま落札しました。
送料も1900円くらいで、結果3300円で32インチのTVが手に入りました。
到着後確認しましたが、状態もよく、テレビも問題なく映りました。かなりの御買い得でした。
台を作ることに
台は買うか作るか迷いましたがDIYerなので作ります。作る方が高くつく可能性もありますが…
こんなのがありますね…
材料を物色
家の木材の余りを探すと、このチェスト(WOODONE(ウッドワン)風の家具をつくろう!!)を作った時のパインの集成材の板がありました。土台はこちらのあまりの集成材を使います。
支柱は2×4で作ることにしました。
取付金具はamazonで1600円で購入しました。
支柱を立てる
さて、土台に板に支柱を建てます。
10kgのテレビをどう固定するかですが、強度がどんなものかわかりません。
ある程度トライ&エラーで作っていかないとわからないかなと思いました。
強度をしっかり作りたかったので、支柱はホゾで組もうと思いました。
そのために、今回、ついに、角のみスタンドと、丸のこスタンドを買ってしまいました。
丸ノコスタンドでほぞを作る
丸鋸用のスタンド(EARTH MAN 3WAY TOOL STAND)がずっと欲しかったので、ついに買いました。
ネットで買おうか迷いましたが、近くのコメリでネットとあまり変わらない値段で売っていたので地元で買いました。
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何回も試し切りをして、ついにほぞ加工を簡単にできるように工夫しました。
丸鋸をスタンドに固定します。
また、作業台への固定はクランプを使いました。
歯の高さは、丸鋸の方を操作して調整できます。
これで、高さと奥行きを決めて、3本の支柱を、どんどん丸鋸を通すだけで、あっというまにほぞが作れました。
角のみスタンドでほぞ穴をあける
これも念願の角のみスタンドです。インパクトドライバが使えないので、これに合う電動ドリルも新規で買いました。
あと、角のみ自体もいるので、購入しました。試しに買うなら一番細いタイプ1本でもよさそうです。
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なかなか、のみでほぞ穴を作るのは大変で、トリマーも出したりビットの調整がめんどうなので、一気にほぞ穴が作れる角のみスタンドが憧れでした。
角のみの使い方はこちらを参考にさせていただきました。
角のみスタンドを試してみると…
セッティングしてみます。今回購入のRELIEFの電動ドリルは、一番薄いアダプターを付ければ、簡単にセッティングできます。
最初、作業台にクランプで固定をしてみましたが、じつは穴を開けたい木材と干渉してしまいました。
なので、今回は、以前作った自作の作業台(パッチン錠を使った折りたたみ作業台の作成)に直接ねじ止めしました。今回このまま使いましたが、画面の右側に移っている丸鋸の歯が置けるように開けた穴に、丸鋸スタンドの穴を重ねると、木くずが下に落ちるのでもっと良かったと思います。自作作業台だとねじ止めも気にせずできるので良いですね。
実際に使ってみます。
良い感じです。
これであっという間にほぞ穴が作れます。
今回は大きな角のみは使わず、小さい角のみだけでほぞ穴をあけました。
少しだけトリマーで深くする
ほぞと金具だけで留めようと思っていましたが、3mmだけ、トリマーで2×4材が入る溝を掘ります。
これだけで、前後への強度がだいぶ変わります。
金具をとりつける
ほぞと溝と金具でしっかり固定します。また、後ろに1×4材をあてています。10kgのテレビを支えるにはどれくらい必要かわかりませんが、見た目のゴツさと兼ね合いで、これくらいの固定にしました。
これでもかなりしっかり固定されいます。
少し色がついていますが、金具の部分の写真です。
TVの高さは変えられないので、いろいろ調整
固定後はTVの高さは変えられないので、何回か仮固定してみました。
最初の想定が思いのほか高かったので、2回上をカットしました。
色を塗っていない状態から、2回ほど上部をカットして高さを調整しました。
取付金具が、少し上向けたり下向けたりできるタイプにしておいてよかったです。
バランスは残念ながらちょっと後ろに重心
最初に、土台の板は大きめで作ったのですが、奥行き50cmはかなり大きいので、40cmにカットしました、その結果後ろに重心が来てしまいました。同じ写真ですが…。
重りを考えるうちに収納を思いつく
インターロッキングブロックを買ってきて、それを固定することを考えました。最初は土台の下に入れようと思っていましたが、そのうち考えが変わって、土台の上にブロックを載せて、その上に蓋をして隠す構造を考えました。
ただ、ブロックを入れるだけではもったいなくて、そこが収納にできることを思いつきました。
PCやコード類も整理できるとよいです。最初はブロックとPCを同時に入れるように設計を考えていましたが、収納を大きめにとりたいので、やっぱりブロックは土台の下側に固定することにしました。
土台の上の収納
土台が収納になるように、周囲の木材と蓋を作成しました。
蓋は12mm厚のパインの集成材です。縁は、2×4の厚みの3.8cmで作ろうとしましたが、微妙にPCが入る高さがたりなかったため、2×4を縦に2分割して、4.4cmの高さの収納にしました。後方はコード類が出せるように空間を開けています。2×4を縦に2分割って結構難しいのですが、なんとか頑張りました。
前方の丸みの加工はジグソーで施工しました。蓋の面取りはトリマーでしています。
蓋のニス塗りがずいぶん濃くなってしまったのですが、手作りの味として、これもありと思えば良いかなと思います。
タイヤの設置
タイヤはこのタイプで、4か所ともロックできるものを採用しました。
モノタロウで買おうと思いましたが近くのコーナンでありました。
土台の下のブロック
これが、結構面倒な作業なのですが、インターロッキングブロックが厚みが4cmあって、それを木材で固定するとなると、土台から6cmくらい下に出っ張ります。なので、土台の裏側をトリマーで削って、あまり下に出ないようにします。
上記のタイヤの高さは、取り付け高は6.8cmです。
このトリマー作業は木屑も多くでて、力も必要で結構大変な作業ですが、仕上がりに影響するので大事な加工です。
1.5cmの深さまで掘って、結果的に、残りの2.5cm+板の2cmで、出っ張りが4.5cmでおさまります。
これなら、6.8cmのタイヤでも心配なく取り付けられます。
この中にインターロッキングブロックが入っています。
ブロックは二つで約3kgです。
今回のテレビ台は総重量約20kgに仕上がりました。
少しだけ、ブロックの部分が見えていますが、移動には支障ありません。
リモコンかけも作る
リモコンの場所も固定しておきたいです。なので、リモコンかけも作りました。
100均の木製ボックスをばらして、ジクソーで切って、タッカーやホットボンドで成形しなおして、作りました。
やや作りはいい加減で、ニスでごまかした部分もありますが、あると無いでは全然違いました。
押したりしやすい取っ手加工
移動式のテレビ台のクチコミをみると、テレビ自体を押さないといけないことが多いみたいで、それは怖いので、1×4を背中に貼って、縦にも木材をあてて、取っ手にしました。これにより、後半の棚板かけを思いつきました。
棚板
使用目的が、WEBカメラの画像をPCで集約してモニターに移すことなので、PC作業用の棚を作りました。
以前の、棚用のレール(可動式木製棚のDIY,弓置きにも応用)が余っていたので、流用です。高さが変えられる&外せる、というのがメリットです。
レールをディスクグラインダーで切断してサイズに合うようにしました。
棚板は12mm厚の板で作っています。
棚受けの金具をつけています。
一つはPCとマウスを置いて使える大きめの棚で、PCを置いて作業をすることをメインに考えています。
もう一つの棚は、マウスのみ使う場合を想定した小さな棚です。
マウス用の棚は外側のレールに引っ掛けるので棚請けの幅が狭くなっています。
これは、マウスだけが必要な時に使う棚です。
実際に棚をかけてみた状態
今回の記事の最初に載せた写真と同じですが、こんな感じになっています。
棚を背部に収納
作った棚を背部に収納できるようにしました。
もっとスマートな方法がありそうですが、1×4の木材を、フック型に4つ切り出して棚に取り付けました。
最後のニス塗
最後ニスを塗って仕上げました。
やっぱり、道場には落ち着いた木材の色が似あいますね。
最後に二度塗りしたときに、棚板だけかなり濃くなってしまいました。
塗料はしっかりかき混ぜないといけませんね。
あと、金具にニスがのると汚くなるのでマスキングして塗っています。
最後に板
畳におかないといけないのですが、20kgのものになるので、畳や床が傷みそうなので、ベニヤ板を下に敷けるようにしました。
表面はニスを塗っています(実際に床にあたる裏面の方がざらざらしていないキレイな面にしています。)
的用のカメラの設置用の穴
余談ですが、OBSstudioで画像を統合するにあたり、矢所もわかると良いと思い、使っていないihone4sをIVCAMを使ってWEBカメラ化してこの位置に固定します。的が拡大して表示が可能です。
あと、2×4の上端はトリマーで丸く面取りしています。下部の収納の蓋と同じトリマービットを使っています。
収納付き2種類棚板(収納可能)付きテレビ台のDIYでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。