久しぶりの京都大会と審査
コロナ禍で開催されなかった京都大会が久しぶりに現地開催されました。
いろいろと思い入れがあります(京都大会に参加しました、【弓道】2020年 京都大会が中止に)
肩の痛みが治らないので、残念ながら、今年はエントリーしませんでした。仕事も重なっていましたし…。
いろいろと弓具で買いたいものがあったので、今日は審査の日ですが、みやこめっせに行ってきました。
エントリーしていないので、会場に入れず弓具店しか見れないので、手ごろな写真が撮れず…。全日本大会の看板も今日は出ていませんでした。昨日までは出ていたかもしれません。
なので写真は、東山駅方面から会場に向かって、途中で見えるみやこめっせです。
近いようで遠いみやこめっせ
関西なので、京都は近いといえば近いのですが、みやこめっせの最寄り駅は東山駅で、我が家からは結構乗り換えないとたどり着かないので、意外と時間がかかります。普通に弓具店に行っても時間は変わらないかも、と思ったりしますが、1度に5店舗見れることは、まずないのでそういう意味ではやっぱり行くだけでも価値があるのかもと思いました。
観覧は制限ありも可能だったよう、京都大会の価値とは
今日は審査の日でしたが、先日の京都大会の方は、範士の部が見れたようですね。整理券が配布されたようなSNSをみかけました。かつては、「阿波先生の残心を見に」と全国から弓士が集まったとか。最近では、私は、晩年の鴨川先生の落ちでの束中が見事で、印象に残っています。
また、師範がご存命の時は、関東在住の師範が京都大会に毎年来られていたので、会うのが楽しみでした。
やっぱり、弓引きには欠かせない大会ですね。
来年は肩の調子を戻して出たいですね。
弓具店を見て回る
これもまた、京都大会の楽しみですね。竹弓は今は間に合っているので良いのですが、京都大会でしか出てこない良い弓が見れることが多く、本当に狙っているときは、初日に行かないと大抵買い手がついている、という感じですね。高価な弓ですがあっという間です。矢もそういう現地買いも良いのですが、矢は結局、矢尺や重さ、羽の種類などがマッチすることが少なく、注文したが方が良い場合があるので、矢は目の保養、という感じですね。
今回のお目当ては、お手頃な巻藁矢です。
巻き藁を3本で引いている記事(【弓道】巻藁で、的のねらいをより意識するには。巻藁矢が折れる…)や、巻藁矢を矢師さんに注文した記事(【弓道】新しい巻藁矢)を書いたのですが、メインの巻藁矢の羽根がボロボロなのと、矢師さんに頼んだ矢の羽根が実は甲矢で、羽根の減りが意外に早いので、あまり沢山ひきたくないなあというのがありました(甲矢は乙矢に比べて減りが早い)。3本目の矢は、礼射用の巻藁矢なので、それもあまり使いたくないです。昔、矧いだお気に入りの矢(【弓道】羽根付巻藁矢を矧いでみた)は折れちゃったので、それに見合うのを探しに行きました。巻藁矢も重さや羽根の種類が思いどおりのものが揃うことが無いので、ジュラ矢についている羽根でも良い羽根がついていればそれを買って、箆は別のものを買って矧ぎ直しても良いかなと思っていました。
あとは、ブッチャーの試合用の道着と、試合用の名前の刺繍入りの袴(後日送ってもらう)を注文したいのと、麻弦の補充が目的でした。
購入した巻藁矢
今回は、巻藁矢ですが、まあまあ気に入った矢が2本あって、あとは重さで決めようと思って、重さを聞いたら、量りが店舗になくて、車まで量りに行ってくださいました。すみません。
現地では34gと言われて買いましたが、矢尻をつけて36gでした。他の2本が33gと34gですので、まあ良いところかなと思います。もう少し軽くても良かったですが…。
ハチクマの風切りに比べたら、斑はないですが、少し斑があったのでこれにしました。ただ、あまり模様がなくても良くて、乙矢で羽幅がある程度ある瓢箪型が目当てでした。
一番下が今回買ったものです。上は矢師さんに頼んだもの、真ん中は妻のもので、私には矢尺が合いません。
これをメインの巻藁矢に矧ぎ直すか、このまま使うか、ちょっと悩んでいます。箆はあまり高くなかったので、重心も他の矢と比べると結構前にありました(もともと結構長い矢を短くしてもらいました、といっても節の数が本来より1個多い)。
重心で自分の2種類の的矢と3本の巻藁矢を並べてみました。一番下が今回の矢です。
上から、的矢1、的矢2(八角)、巻藁矢(ハチクマ)、巻藁矢(礼射用)、巻藁矢(普段使い)、巻藁矢(今回購入)
さっそく筈の幅を調整します。ルーターを使って調整します。
今の筈の太さは、的中定規の2のちょっと手前で揃えています。買った直後は、1より細い感じなので、削って調整します。こちらの記事で紹介しています(竹矢の筈の交換と筈の隙間の幅の調整)。
ルーターで削って調整していきます。
調整できました。
試合用の道着を早速縫い直し
私は男性用のMのブッチャータイプの道着を来ているのですが、そのままだと少し襟が浮いてしまいます。
なので、さっそく今回購入した道着の紐の位置を付け替えます。これも以前記事にしたことがあります(道着の紐の位置を変えて襟を開かなくする)。1度外して場所を変えて縫い直しています。
以前調整した位置と同じ場所に印をします。
一度、もともと付いていた紐を外します。
位置を変えて縫い直しています。
縫い直し完成です。これで、襟が浮かなくなります。
出来れば、右前にポケットを付けたい(余ったブッチャー生地で道着の右前にポケットをつけてみました。)ですが、ブッチャー生地の余りが今は無いので、今日はできませんでした。
麻弦を張りました
先生から借りている弓から5月は弓力を上げれそうにないので、その弓用に買った麻弦をさっそく張りました。1.7匁を3本買いました。今シーズン中に19kgまたは20kgに戻せたら良いなあと思って期待もこめて1.9匁も2本買いました(1.8匁はストックあり)。1日張って、明日中仕掛けを作ります。
ということで、試合も審査も出ませんでしたが、収穫の多いみやこめっせ訪問でした。