竹矢の筈の交換と筈の隙間の幅の調整

仕事が忙しくて、なかなかブログが更新できませんでした。
大事な試合もあって、練習時間も確保したいので、ブログまで手が出ない日々が続きました。
さて、今回は筈の交換の話です。
 

筈が欠けてしまいました。

 
さて、試合の3日前に、筈が欠けてしまいました。6本しかないのに自分で筈打ちをしてしまいました。
竹矢の筈交換は矢を壊したくないので、弓具店に頼むことが多いのですが、さすがに3日前だと、自分で交換するしかないので交換します。
ジュラ矢とかだと、多少固い筈でも、いろんな方法で外しますが、竹矢は無茶をしたくないところです。

蒸気で熱してから抜きます。

まずは、蒸気で熱します。ジュラの矢だと、鉄が膨張するので、熱することで外しやすくなります。竹矢の熱する意味はあるのかと思うところですが、ボンドを溶かす意味合いも大きいのかなと思います。
 
 
ラジオペンチで抜くのですが、これがあまり引っかからないので抜きにくいです。
 
そこで、私は、こういった形状のペンチを購入しています。
 
 
 
これは、すこし挟むところが円型になっているので、筈をしっかり掴めます。
 
熱した後、筈を外していきます。少しずつ動かしていくと、徐々に抜けていきます。結構固いです。
 
 
 
抜けました。
抜く方が難しいので、新しい筈をつけるのは簡単です。
 

筈を付けます

 
竹矢の太さはもちろんその一セット内は同じ太さですが、セットごとで太さはかなり違うので、筈はそれに合わせて用意する必要があります。

この矢に関しては、羽根を矧いでもらった時に、こういった事態に対応できるように同じサイズの矢尻と筈を多めにつけておいてもらっていました。

ぴったりなので、もともとの筈と同じように糸を巻いて、ボンドをつけてつけていきます。

あとは、木の板に叩いて打ち込みます。この際、相手は木でないといけません。コンクリートなどでやると、せっかく付けた新しい筈が壊れてしまいます。

 
交換できました。
 

他にもヒビが入っている筈を見つけました。

 
 
この際なので、他の矢も確認すると、筈にヒビが入っているのを1本見つけました。
また、以前自分で交換した巻藁矢の筈もヒビが入っていたので、交換することにしました。
 
抜くのが苦手だったのですが、蒸気での加熱で取れることがわかったので、この2本はさっきの矢ほど高くないので、気軽に抜けます。
抜けました。
 

筈の根のサイズが合わないのでルーターで削る

巻藁矢は最初の竹矢用の筈がそのまま入りました。
もう1方の的矢には、この筈は根が太くて入りませんでした。幅は合っていそうです。
 

そこで、根の部分をルーターで削ります。中心がズレると良くないので均等に削るよう意識しましたが、うまくいっているでしょうか。

無事に入る太さになりました。
 
さっきと同じように糸をまいてボンドをつけて、固定しました。
 

筈を板に叩いて打ち込む

先ほど少し写真で紹介しましたが、筈を板に叩いて打ち込む動画のキャプチャです。
矢を垂直に板に打ち付けて筈を付けます。

数回打ち込めば、奥まで差し込まれ、きれいに取り付けられます。

筈の隙間の幅の調整

筈の隙間の幅なんですが、自分の持っている矢を全て同じにしておかないと、中仕掛けの太さが合わなくなってしまいます。

そこで、筈の隙間の幅を調整します。今回、筈交換したので、この作業は必須です。

 
昔は、こういった棒やすりで削っていたのですが、これがなかなか均一に削るのが難しいし、とても手間がかかります。
 
長年弓をやっているのと、DIY好きなので、ルーターを持っています。

以前のマウスの加工にもでてきたルーターです。

 
これにディスク状のビットをつけて削っていきます。
筈の隙間の幅の調整には、的中定規を使っています。
筈を番える位置の調整には使っていないので、むしろ、これメインで使っています。

数字の1-3まであって、3の方が太くなっています。

 
同じ太さのところに同じくらいの抵抗で入るように削っていきます。
深さと位置を決めていて、そこまで入るように削っていきます。
 

まず、奥行きを削ります。

 
奥行きが印まで入るようになりました。
 
次に幅を調整します。上下を均等になるのを意識して削っていきます。

結構ルーターはよく削れるので、削りすぎないように注意します。

幅も、自分の決めている幅まで削ることができました。
 

他の矢もこの際なので、同じくらいの幅になっているか、確認し、合っていないものは微調整しました。

中仕掛けの項で紹介したように、この筈の幅で、仕掛け麻が0.25gだと、まず間違いなく、調度よい太さになります。
試合直前ですが、調整しておけて良かったです。
 

どうしても筈が抜けない時に私がしている方法

 
こちらはあまり参考にならないですが、以前巻藁矢の筈を交換したときの方法です。
ちなみにこの時、蒸気で熱していません。熱してとれたらこんなことはしなくても大丈夫です。
ただ、学生時代などに、熱しても取れなかったこともあったので、こんな方法も使っています。
 
最初でも触れたように、筈をペンチで抜こうとしても、あまり力が込められないので、抜きにくいです。
しっかり抜くために、筈をしっかり把持できるようにしたいです。
 
 
筈にドリルで穴を開けます。
 
そこに、ネジを打ち込みます。このとき、穴が小さいときなどはあまり深くまでねじ込むと矢が割れるので、差し込むのは最低限にします。ネジと穴の太さに差が少ないようにします。

昔はここで筈をライターで少しだけ溶かしてネジを打ち込んだりしていました。

 
次に、ネジの頭をペンチに挟んでカウンターにします。

ペンチを足で踏んで、矢が曲がらずまっすぐ引き抜けるように脇にかかえて引き抜くようにします。

この時、矢先がかならず脇から後ろに抜けているようにします。
 
 
この矢先の延長に体があると、抜けた瞬間体に矢が当たって悶絶します。
かなり固いですが、この方法ならさすがに抜けます。気を付ければ矢も曲がらずに抜けます。
 
でも、メインの竹矢でこの方法はやっぱり破損が怖いので、メインの竹矢だったら今ならたぶんルーターでずっと削り続けて筈を中から削り切って消滅させるかなと思います。それはそれで、筈が消滅するころに、箆の内側の肉を削ってしまいそうで怖いのですが、過去にその方法で筈を外したこともあります。
 

以上、私なりの筈の交換でした。参考になれば幸いです。

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