古いプリンターが故障、すでにサポート終了
実家のプリンターが動かなくなったとのことで相談がありました。
10年以上使っている機種だそうです。
ブラザーのA3複合機です。
価格.com – ブラザー MFC-6490CN 価格比較
発売時期はなんと2008年 9月
エラーNo46と出て使えない、と。
マニュアルには販売店に持ち込むようにと書いてあるので、持っていくのを手伝って欲しいとのこと。
その時はエラーの内容を分かっていなかったのですが、お店についた時点でNo46の内容をマニュアルで見ると、廃液インクタンクが満杯になったときにでるエラーのようです。
個人的に、EPSONのプリンターで廃インク吸収パッドが満杯になったことがあって、EPSONの場合は、サポート終了後は買い替えを勧めています。
よくある質問(FAQ)|エプソン | 「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました。」または「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に近付いています。」のエラーが表示された場合の対処方法を教えてください。
サポートが終了していても、ネットで検索するといろいろと方法があるので、修理したことがありますが、エプソンはちょっとエラーのリセットが大変です。
ブラザーのプリンターも、10年も経っていればサポートしていないだろうなあと思いました。
案の定、電気店の修理コーナーで、型番とエラーNoを伝えて検索してもらいましたが、すでにサポート終了とのことでした。
結局持って帰ったのですが、ブラザーの場合、エラーのリセットが手作業でできるようなので、自分でできそうなので、修理することにしました。
古い機種ですので、先人がたくさんおられるので、参考にさせていただきます。
参考はこちらになります。
Brother複合機【MFC-6490CN】を分解修理してみた | MASAのブログ
赤裸々Diary – brother複合機【MFC-6490CN】を分解修理してみた
どちらも2018年の記事ですね。実家の使用頻度はペースが遅かったようです。
廃液インクタンクをリセットするためにMFC-6490CNを分解
手前のパネルを外してコードを抜きます。
上部カバーを支えているバーを外します。
力で引っ張ってもとれるようですが、ロックリングプライヤーを持っているので、少し広げるとスムーズに外せます。順番はもう少し後でも大丈夫です。
ネジを外していきます。
たぶん上部のスキャナユニットを外してからでも大丈夫だったと思います。
上部スキャナユニットは背面のネジを4つ外すと外れていきます。
こういう部分がユニットがあると外しにくいです。
上部のスキャナとつながっている配線カバーを外します。
配線、アースを外します。
中央の配線を外します。
サイドにつながっている前側の配線も外します。
後面の4つのネジを外します。
こちらを前半に外した方が作業がスムーズだったと思います。
上部のスキャナ部分を外します。
ちょっと重いですが持ち上げて外します。
本体の上半分を外していきます。
ユニットで隠れていたネジも外します。
サイドにもネジがあって、電話線のカバーが邪魔をしていましたので外します。
背面のカバーを倒しておきます。
無事に上半分が外れました。
廃液インクタンクが見えました。
ここのスポンジをとりだします。
ここには新しいスポンジを入れます。
メラミンスポンジを適宜加工して、L字にのところと隙間はコットンを詰めています。
EPSONの時も同じようなことをしたので、要領がわかっていたので、早かったです。
あとは戻していきます。
上部カバーを戻します。
サイドのカバーも戻します。
ネジを止めていきます。余りませんように。
ブログ用というよりは、自分が戻す時に迷わないように写真をとっています。
上半分をネジを止めていきます。
上部のスキャナ部分を取り付けます。
配線を戻します。
途中1か所ネジ止めが早かったところがありました。
前のサイドカバーを付けてからネジをする必要がありました
最後はパネル部分を配線を戻してネジを止めます。
上部スキャナユニットを支えている棒を戻します。
背面のネジを止めます。
ということで、廃液インクタンクの交換ができました。
エラーのリセット
エラー46を解除しないといけません。
手順は、たくさん紹介されています。
まずメニュー画面
エラーが面が出ていますが、停止ボタンを押して普通の画面に
その後メニュー画面に
ここで、*、2、8、6、4と押します。
押すときにエラー音が鳴る方が正解です。
そうすると、画面がシンプルになって「MAINTENANCE」となります。
8、0、と押します。
この画面になります。
この後、「PURGE◆◆◆◆◆」というのがでるまで、モノクロのボタンを押し続けます。かなりの回数押さないとかわりません。結構長いですが、この文字がでるまで押し続けます。
「PURGE◆◆◆◆◆」までいったら、2、7、8、3と押します。
カウンターがリセットされて、「PURGE00000」になりました。
停止ボタンを押します。
メンテナンスモードに戻ります。
9、9と押すと、メンテナンスモードが終了して元に画面に戻ります。
エラーが解除されて無事に使えるようになりました。
ということで、ブラザーMFC-6490CNの廃液インクタンクのスポンジ交感と、エラーリセットの話でした。
工程を知っていると、作業は多いですが無事に終わるので、参考になれば幸いです。