弓道の試合や審査で、スーツケースで移動するとき、矢筒をスーツケースに取り付けられたら便利なのに、と思ったことはありませんか?
竹弓を使っているので、弓に矢筒をくくりつけるのが個人的に嫌いなので矢筒は、いつも弓とは別に肩にかけて歩いています。
ペットボトルホルダーみたいに、取り付けられないかな、とずっと考えていました。ただ、どうしてもスーツケース自体にネジ止めしたり、強力両面テープでの固定しか思いつかず、ずっと考えていて、行きついたのが今回のナイロンベルトでの矢筒ホルダーです。
作品としては2016年の9月の作品になります。
スーツケースを買いました。
|
新幹線を利用して、審査や試合に行くことがあって、仕事でも1泊2泊用のスーツケースが欲しくて、上記のスーツケースを購入しました。かなり軽くて、外側ポケットが使いやすそうだったのが購入理由です。キャスターも軽くてお気に入りです。難点は、中央の仕切りがしっかりしているので、奥行きのあるものが入れにくいところと、キャスターがロックがかからないところですかね。でもほとんど気にならず、かなり愛用しています。
材料を購入
最終的に全部使ったわけではないですが、ナイロンベルトでの矢筒ホルダー作成を考えて、ホームセンターで材料を買ってきました。2年前のことで忘れてましたが、3000円くらいしてますね。ナイロンロープは余りまくりでしたが。
ナイロンベルトをどこに固定するか?
ネジ止めや、両面テープ固定は嫌だったので、なんとか、スーツケース自体を傷つけずに取り付けたいと考えました。そこで注目したのが、
この取っ手部分です。ここに、ナイロンロープを通して、ナイロンベルトを固定しようと考えました。
写真で見て頂くとわかると思いますが、取っ手の根本部分にナイロンロープを通しています。そこに、自分でミシンで縫ったナイロンベルトにバックルを通したパーツを取り付けます。ナイロンロープは単純に結んだだけです。
取っ手にナイロンベルト+バックルパーツを取り付けました。左右バックルはオスメスにしています。左側のナイロンベルトにはDカンをかましています。カラビナをひっかけたり、最後に出てくる肩掛けベルトもここにひっかけます。
先に取っ手部分の製作を書きましたが、この写真は、全体の設計のイメージでパーツを各場所に置いています。この時点ではペットボトルホルダーの仕様を決めきれていないので、車用のペットボトルホルダーとペットボトルカバーの両方が置いてあります。
ナイロンベルトを一周させて、矢筒ホルダーを作る
取っ手に付けたバックルから、またバックルをつけたナイロンベルトを作って、スーツケースを1周させていきます。
1周させたナイロンベルトドの写真ですが、実はこの写真にあるように、もう1か所バックルをかましています。それは、矢筒ホルダーとペットボトルホルダーを取り付けると、ナイロンベルトを締め上げる場所が上側にあるとやりにくいので、下側に来るようにしています。結局2年後にはこの機能をなしにできる方法を見つけました。
矢筒ホルダーを作る
ナイロンベルトをミシンで縫っていくのですが、端の処理をしておきます。切ったままだとほつれてくるので、チャッカマンで熱で溶かしてほつれないようにしておきます。
肝心のミシンでの作業の写真を取り忘れているのですが、ナイロンベルトを矢筒が入るように、輪っかを作って縫いつけていきます。下側は単に輪っかではなく、下に落ちないように下側にもベルトを縫い付けています。ここにも、アジャスターをかませて、矢筒を締めて固定できるようにしています。
実際に矢筒を入れてみました。うまくいきそうです。
ペットボトルホルダーを作る
さて、スーツケースを使っているとペットボトルホルダーがあったらいいなあと思うことはありませんか?。欲張り過ぎ?かもしれませんが、せっかくなので、反対側にペットボトルホルダーを作ってみます。
100均で買ったペットボトルカバーの取っ手を外します。
そこに、バックルを縫い付けたナイロンベルトを直接縫い付けます。ここはミシンが使えないので、手縫いです。
矢筒ホルダー&ペットボトルホルダーが完成!
これで、完成です。ナイロンベルトを使うことで、スーツケースを傷つけずに作成することができました。
弓道以外の時は?
このパーツは、取り外しできない設定になっています。
なので、このパーツ同士でバックルを閉じます。
引き伸ばしハンドルを納めたところの下に調度おさまりました。弓以外のときは使わないけど、このパーツはずっとつけっぱなしになります。
おまけ(肩掛けベルト)
スーツケースは肩掛けで運ぶことは普通ないのですが、砂利道などは、スーツケースを肩にかけて運びたいです。そこで、肩掛けベルトも作ります。片方はナイロンロープ、片方はナスカンにしています。
片方を車輪にかけます。反対側は、ナスカンでDカンにひっかけます。
最初に作っておいたDカンが生きてきます。これで、砂利道もOKです。ただ、その間、矢筒は外さないといけないので、痛し痒しなんですが…。でも着物が入ったスーツケースをずっと取っ手で持ち歩くのはつらいので、肩掛けベルトの方が楽です。
以上、ナイロンベルトでスーツケース用の矢筒ホルダーを作る(ついでにペットボトルホルダーも)でした。
ちなみに、こういった、ナイロンベルトの作品は、子供とスキーに行くために作った、グライドサポーターや、まとめてスキーを運ぶ道具を作った経緯からアイデアを得ています。
僕をスキーに連れてって。子供を連れてスキーに行こう!お勧めの便利な工夫