【弓道】弓を持っての飛行機での移動の工夫 その4 フライトケース編

フライトケース使用の実際

週末に自作の竹弓用フライトケースを実際に飛行機に乗って使ってみましたので報告します。
 
 
 
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飛行機に乗るときは時間に余裕を持って

さて、勇んでフライトケースを用意しましたが、なかなかどうしてトラブルは起こるものです。
なんと、行く道中に高速道路で渋滞にあってしまいました。50分前くらいに着く予定が、駐車場に着いたのが24分前…。
猛ダッシュしてカウンターへ。預け荷物は20分前までに預けないといけません。
弓をケースに入れずに車に積んでいたので、カウンターの前でケース開けて弓を入れて、お渡ししました。
あまりに時間ギリギリで逆に何も聞かれませんでした…。弓道の弓と矢です、と言ってスーツケースと預けました。メジャーで長さは測っておられましたが無事に預かってくれました。
免責のサインは今回もありましたが、とても写真を撮る余裕は無かったです。
というわけで、皆さん、飛行場には余裕を持って行きましょう。
取り扱い注意を貼ってくれると言ってました。
ちなみに追加料金は無しです(これは事前に問い合わせ済み)。
 

着きました。どこから出てくるかドキドキ。

さて、無事に着きましたが、過去に一度ベルトコンベアーで出てきたことがあります。あの時はちゃんとしたケースではなかったのでちょっとショックでしたが、今回はそうなっても良い強度のケースの予定です。
 
弓を持っての飛行機での移動の工夫、その2で紹介したベルトコンベアーで出てきた弓
 
何やら長尺のものがベルトコンベアーで出てきます。弓と矢ではなかったです。
 
 
次に自分の矢筒が来ました。奥のが矢筒です。
 
 
待っていたら、弓は手渡しでした。良かったです。
 
 
ということで無事に着きました。
 

レンタカーを借りました。駐車場で弓を張ります。

今回は道場まではレンタカーでした。
車種はトヨタのルーミーでした。
 
 
結構車内スペースが大きい車なので、ケースのまま入りました。
 
 
ただ、道場まで1時間あるのと、道場についたらすぐに練習したいということがあって、駐車場で弓を張りました。
にべ弓を使っているので、張ってすぐ引き始めるのに抵抗があるので、張っておいて移動します。
 
 
 
この時ケースの角の保護があったら良いなあと思いました。
本当はケースは分解して畳んでも良かったんですが、時間もなかったので、ケースは分解せずそのまま乗せました。
 

無事に練習

空港に着く前の渋滞の間は生きた心地がしませんでしたが、無事に飛行機に間に合って、ケースもしっかり使えて、無事に稽古をつけてもらえました。その内容はまた別記事で。
 

帰りはゆっくり預けることができました。荷物検査でビックリ

帰りのレンタカーは弓をケースに収納した状態で移動して、すぐに空港で預けられるようにしておきました。
 
スーツケースと矢筒はわかるのですが、弓も機械に通してくださいと言われました。
地方空港だと、まだこの形式で預け荷物の検査がありますね。
 
一瞬躊躇しましたが、ケースに入っているからいいか、と思い、弓は機械の中へ。
 
  
 
いや、むしろケースに入っているから弓と確かめないといけなかったのでしょうか。それなら出すのに…。
普通の状態の弓なら通さないですね。どんなふうに映っていたのでしょう。
ちなみに、伊丹では今はこのタイプの預け荷物検査はありません。
 
「弓道の弓と矢ですね。取り扱い注意にします。」と言ってくれました。
弓道ステッカー大活躍でした。こんな形でもすぐに弓道の弓とわかってくれました。
普通にフライトケースとして認識されて良かったです。
往路も復路も、なんとなく係員さんがこういう入れ物があるていで扱ってくれましたが、これ一点物なんです…。
 
いつもの免責の書類です。
 
 
大空へ
 
 
無事に1時間30分のフライトが終わりました。
 
帰りも弓は手渡しでした。
 
 
矢筒はベルトコンベアです。
 
 
帰りは、取り扱い注意のタグに、「弓」「矢」と書いてくれました。
 
 
 

使ってみた感想と改善点

さて、使ってみた印象ですが。
 
・やっぱりこれでも少し重い
 弓を入れて5kgなんですが、竹弓2張を素で運ぶよりやっぱり重いです。
 肩掛けは縦持ちより、横持ちの方が肩は楽でした。手提げで持つとちょっと辛かったです。
 今後スーツケースみたいに小さいタイヤをつけた方がよいのかちょっと悩みますが、あまりガタガタ振動はあたえたくないので、やっぱりこのままま手持ちは手持ちですかね。 
 現状CFRPのDIYではかなり軽く作れていると思いますが、もっと軽量化するなら、本格的なドライカーボン製とかになるので、素人では難しいですね。でも今回のケースで持ち運べない重さではないです。
 
・長いので扱いが難しい
 普段から駅なんかで弓の取り回しは難しいですが、これはさらにサイズが大きくなるので、慣れないと大変そうです。
 縦持ちは簡単に上が天井に当たります。横持ちは方向転換すると、いろんなところにあたりそうになり、スペースが要ります。
 
・他の荷物もあるのでなかなか大変
 弓を持っていくということは、矢筒や道着、袴、弽など荷物も増えるので、なかなか大変でした。他の荷物はスーツケースがあるとタイヤがあるので楽ですね。これを他の荷物をボストンバッグとかで持っていくと大変そうです。
 
・角があたるのが気になる
 ゴムの足をつけたのは大正解で、立てかけたりするのはとても便利でした。駐車場で弓を張っている時に気になったのが、角の部分は何かしら地面にあたったりするので、そこは保護しても良いかなと思いました。今後の改善点です。ゴムだと味気ないので、ステッチをいれた人工皮革でも張りたいなあと思いました。
 
・安心感はでかい
 不便なところもありますが、大事な弓を飛行機に預けるという点においては、やはりケースがあると安心感はデカいですね。往路で時間ギリギリだった時も、ケースがあるからすぐに保護して預けられたというのもケースの利点だったと思います。
 現地でもしっかり練習することができ、良い射もでたので、弓も狂うことなく使えました。
 
 
とりあえず、初めてでしたが、使えることが分かってよかったです。
 
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