【弓道】矢摺籐の巻き方。にべ弓に矢摺籐を巻きました。

にべ弓に籐を巻く

籐が巻いてなかった新しいにべ弓ですが、裏反りも落ち着ていたので、籐を巻きました。
なかなか落ち着いて作る時間が無かったのですが、ようやくできました。
 
 
 

矢摺籐を巻く

以前、別の弓の矢摺籐を巻いたことを紹介しましたが、今回はそのときの反省を生かして巻きたいと思います。
 
私が参考にしている弓具店の動画はこちらです。
 
 
また、今回も苦労しましたが、初めと最後の籐の削りが難しいです。
こちらに紹介があります。
まさに妙技でこんなに簡単にはできません。
 
 

水に浸ける

30分くらい浸ける、というのが多いみたいですが、もともと私自身一晩浸ける方なのと、矢摺り籐も事前に買っていたストックで時間も経っているものなので、割れるのを防ぐために、しっかりと浸けました。

端の処理

端の処理は、いろいろ試したのですが、結局職人さんの真似をするのが、良さそうでした。
飾り籐(【弓道】飾り籐あれこれ 飾り籐の作り方)のところで紹介した、握り皮のあまり皮で作った、親指カバーです。便利です。
 
 
    
 
削っていきます。
 
 
職人さんのように高速ではできませんが、なんとかできました。
この辺は、飾り籐の時にかなり練習になったので、だいぶうまくなりました。
 
 

籐を巻きます。

巻く向きが分からなくなるので、参考動画と自分の弓をにらめっこして、間違わないように巻き始めます。
私の写真・動画は、自分から見た向きです。
 
 
途中でボンドを塗っています。
この途中でボンドを塗るかは、他の動画やサイトを見てもいろいろですね。
 
私は塗ることが多いです。
横着して手でボンドを拡げていますが、そのたびに手を拭くことになるので、ヘラなどを使った方が良いと思います。
 
巻き終わりました。

終端の処理

前回は割れてしまった終端ですが、今回は割れていません。
参考動画をみると、かなり長い範囲を削っているようです。
それを真似して削りましたが…、徒労に終わりました。
 
 
籐の長さを確認するため、既存の弓と比較すると…
ちょっとだけ長かったです。
 
 
なので、少し手前からもう一度削ることに…
 
 
すると、1回できれいに削れてしまいました(4枚写真ありますが1回削った分のスキャンです)。
参考動画よりかなり短い範囲で削りましたが、良い感じに細くなったのでそのまま使うことにしました。
この辺も前回、こんな感じで良さそうな仕上がりのところで削り直して失敗したので、今回はうまく削れたら、それを信じて、そのまま使います。

油断すると…

終端の処理を終えて、ボンド塗ってしっかり固定したりする準備をしていたところ…
 
 
ほどけてしまいました。
一瞬、時間が止まりますね。
まあ、あるあるなんですが、残念です。
 
 
気を取り直して巻きなおしました。
 
隙間を詰めます。
本来はこの作業はしなくても良いくらいしっかり巻く方が良いです。
今回、ほどける前は、しっかり巻いていたのですが、ほどけたので気合がぬけて少し緩めになっていました。
 

終端の処理2

前回は、そもそも終端の削りが失敗して、さらに籐を無理に手前の籐の中に入れてなんか重なっている感が強かったので、今回は、あまり重ねずボンドで留めるようにしました。
 
 
ここで、前の籐にあまり重ねない仕上げをすると、先ほどのようにほどけるリスクが高いです。
なので、セロハンテープで貼っておきます。
一度ボンドが乾けば、ほどけないので、一晩で十分です。

完成しました。

翌日です。ボンドが乾燥しました。
 
今回は、終端の仕上がりもきれいにできました。
 
 
動画も作ってみました。もしよければご覧ください。
 
 

 

切詰籐も巻きました

上下の切詰籐も巻きました。
ちょっと遊び心で模様を入れました。
 
 
こっちは下の切詰籐

あとは握り皮…

あとは握りをつければ良いのですが、新弓は、はがきのアンコを作るところから始まります。
なので、アンコがないので、しばらく握りは作れない予定。
 
 
 
これは、別の弓の自家製アンコ。これ作るのもちょっと時間がかかるんですよね…。
いつになったら引けるようになるのでしょう…
 
 
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