カブトムシの幼虫の土替え サナギの観察準備を

カブトムシの幼虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意下さい。

カブトムシ幼虫の土(マット)替え

冬に土(マット)替えをしたカブトムシの幼虫(カブトリウムその後 50匹を超える幼虫が産まれました)ですが、暖かくなってきたので、土替えをします。
2020/5/10に行っています。
 
 
個人的なポイントとして、「室内飼育に切り替えるのはできるだけギリギリに」というのがあります。
あまり早くから室内飼育すると、温度が高いのでかなり早く蛹化します。私の知り合いでは今年4月に羽化したカブトムシをSNSで紹介されている人がいました。
あまり自然の時期とかけ離れた時期に羽化すると、その時期にマッチングする相手がいないので、出会いも自然ではなくなるため、なるべく自然と同じ時期に羽化して欲しいので私は蛹室を作る時期まで屋外で育てるようにしています。
あと、時期も大事で5月末に土替えした年は、一部蛹室を作りかけていたので、遅かったです。
五月中旬までが安全かなと思っています。
 

早速開けてみます。黄色い幼虫がたくさん。

 
昨年観賞用ケース飼育して産まれた幼虫たちですが、冬の時に、大きめの幼虫を中くらいのコンテナケースでマット飼育に、小さめの幼虫を大コンテナ飼育で腐葉土飼育にしました。
あけてみると、やはりもともと大きかったのもありますが、マット飼育の方は、25g-29gの比較的大きな幼虫が育っていました。
 
 
といっても過去には34gとかいた年もあったので、小ぶりですね。
全体に幼虫が黄色いので、蛹化が近づいている感じですね。
時期的には丁度良かったと思います。
 
大コンテナの方もしっかり三齢になっていましたが、やや小さめでした。
 
 
この時期から栄養のあるマットに変えてももう大きさは期待できなさそうですね。一応マットを変えますが、これから激成長するのはちょっと厳しそうです。
今回、コンテナケースを新調しました。

フンをふるいにかけます

土交換なので、フンをふるいにかけます。
 
 
この時できた細かい土が蛹室作成にちょうどよいので、屋内飼育の瓶などには、この土を使います。
これ小さい方のマット飼育のコンテナですが、これだけでもふるうのは結構大変です。
大きい方はもっと大変でした(写真なし)。

大きい幼虫を屋内観察用に 

さて、大きい個体を屋内観察用の容器に入れようと思います。
大きいものを選ぶのは、自前のスケールを使います。息子が選んでくれました。
29gが最高で、28gが2匹、27gが2匹、26gが2匹
という7匹を選んでくれました。(右側)
 
 
大コンテナの方は、これらを越える大きさのはいなかったので、まずはこの7匹が屋内観察候補です。
やっぱりオスだと、サナギの観察も迫力があります。
なので、オスメスの判定をしてみました。

オスメスの判別、大きい幼虫は全てオスでした

で、先ほど選んだ7匹を見てみると、全てオスでした。
幼虫の段階でオスの方が大きいんですね。
屋内観察がオスばっかりでも良い気もしましたが、息子がメスも見たいというので、あと3匹メスを選びました。
大きそうでしたが20-24gくらいでしたね。
 
オスメスの判別方法(見分け方)は、沢山紹介されていますね。
今回の幼虫ではなく、2017年シーズンのものですが、見分け方です。
お尻側から2本目と3本目の線の間にV字マーク(画像では▽と表現)があるのがオスですね。ないのがメスです。
この年は、大物が多かった…。詳しく見たい方は拡大してください。複数枚あるので参考にしやすいかと思います。4枚12匹とも別の個体です。
 
 
メスを自信を持って言えるのはオスを一緒にみながらでないと最初は難しいですね。

サナギ屋内観察用を2バージョン作成

過去にサナギ観察の実績のある、ガラスビン飼育です。ここに2匹入れると、ほぼ間違いなく外側に沿って蛹室を作ってくれて観察ができます。
 
 
といっても、すごく見やすいところに作ってくれる場合もあるし、少ししか見えないこともあるので、1個ではなく、3個用意しました。
ここは、オスメスペアを二つ、オスオスペアを1個作りました。
 
 
 
コバエ予防のネット(普通の交換用の網戸の網)は重要です。こちらは挟んで蓋ができるので簡単です。
蓋には空気孔が開けてあります。
 
そして、1匹飼育のペットボトルバージョンです。
 
 
 
これは、外周に模様や変形の少ないペットボトルを探して、残しておいたものです。
上を切っています。
ガラスビン飼育の弱点は、サナギになると、入り口が狭いので、羽化するまでいじれないことです(もちろんいじらない方が良いのですが)
こちらだと、蛹化の時期にうまく行けば、観察しやすいように外周の土を少しきれいに除去できるのでは、という期待があります。
弱点は、土の総量が減るので、環境が安定しないことです。土が多い方が幼虫飼育の失敗は少ないです。
 
このペットボトル、2019年から始めましたが、2019年は羽化は成功しましたが、観察は大失敗でした。
それは、周りを黒画用紙で覆うのを忘れていたことです。きれいに外周をさけて蛹室つくってました(当たり前)。
まったく観察できませんでしたが、無事に羽化はしてくれていました。

ということで、こんな感じ

いずれも、網戸用のネットで蓋をしています。
これをしないとコバエやら変な虫やら入ってきますので、重要です。
ペットボトルの方は輪ゴムで止めているだけなので、サナギの間はOKですが、羽化すると大変。
昨年、羽化した成虫は、これを簡単に外して出てきて家族がビビってました。
去年は壁際に蛹室をつくりませんでしたが、今年は観察できるので予見できるはず…。
 
 
1個だけ、周りをプチプチで覆っています。
関係あるかわかりませんが、周りが保温していた方が壁際に作るのではないかという期待です。
 
締めると真っ暗な土間収納においておきます。

屋内観察透明大容器(透明ゴミ箱)Ver

 
 さて、以前に、サナギをいっぺんに観察してみたいという思いがあって、子供を喜ばそうと、一度、透明のゴミ箱を買って幼虫飼育をしたことがあります。
 
 
 理想的には、このまわりにたくさん蛹室ができて観察できたらおもしろい、と思ってしてみました。
 ワンシーズンだけしてみて、ある程度蛹室は見れたのですが、あんまり壁際にバンバンできるわけでは無いし、いろいろ問題があることが分かって、2回目はしなかったのですが、今年、再チャレンジしてみることにしました。
 
問題点は、
・容器の強度がそれほどでもない
  特に持ち手がないので、持ち手を新たに追加しています。
 あと、全部土で埋めると確実に重すぎるので、中空にしたいので、中にプチプチをビニールでくるんだものを入れて、軽量化しています。
 
 
・蛹室は同じ高さにできる
 蛹室を作りやすい土の硬さがあるようで、蛹室は、ほぼ同じ高さに作ります。
 なので、最初の想像は、この壁面一杯に蛹室が見えるようになると思っていましたが、実は一定の高さに集まります。
 最初はがっかりでしたが、まあ、わかっていたらそうでもないので、横一列に蛹室ができることを期待します。
 
 
 
サナギになってから大きな振動をかけたくないので、観察時に引き出せるように台車に載せます。
蓋は、土間収納に入らなかったので外して網戸をかけました。
 
 
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改めて見返してみると、めっちゃ高いですね。
45Lを買うか60Lを買うかめっちゃ迷った気がします。45L、いや35Lでも十分だったかも。
今なら買わないですね。90Lを買わなかった自分を褒めることにします。
子供が小学生の時だったのですが、頑張りすぎですね。
しかもワンシーズンしかしなかったのか…。
 
上のカラーの部分を外して網をかけていました。
さて、どうなることやら。
成功するかは、わかりません。うまく行ったらまたアップします。
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