カブトリウムその後 50匹を超える幼虫が産まれました

カブトリウムのその後

 
意外に見て頂いていることが多いカブトリウムの記事(カブトリウム?!カブトムシの観賞と産卵を両立させる飼育ケースのDIY)ですが、その後の事を書こう書こうと思いながらずっと書けずじまいでした。
カブトムシの幼虫の写真が出てきますので、苦手な方には申し訳ありません。
 
あと、私のカブトムシ飼育のバイブルは、こちらのホームページです。
 
 
何回も拝見しました。考え方にもとても魅かれていて、自分はなかなか採集には行けていませんが、いつも勉強させてもらっています。
 

8月に入りコンテナボックスを小さくする

 
さて、採卵はできたかなと思い、8月に入り、コンテナボックスを小さくしました(1枚目)。2枚目は最初に作った時のコンテナボックスです。
 
8月4日の時点で、幼虫が孵化しているのが確認できていました。
 
背の高い方のコンテナボックスの2019年8月4日の写真です。
 
この飼育ケースの魅力は上と下が分離できる事で、ネジと蝶ナットで止める穴をあければ、同じサイズの高さの違うコンテナボックスをつなぐことができます。土は産卵を期待していないので腐葉土で済ませました。
 
ちなみに、採卵できたコンテナボックスは、本来の蓋をして、涼しいところに置いておきます。
 
卵や幼虫が、成虫で傷つかないように避難するのと、カブトムシ君の残りの余生を過ごしてもらおう、という感じです。カブトムシの寿命はワンシーズンなので、8月過ぎると、だんだん活動量が落ちていきます。特に育てたカブトムシは、羽化が早いことが多いので、交配した個体だとちょっと長生きは厳しい感じです。また、メスもあまり餌場に顔を出さなくなります。
 

ところが、ワイルドのメスを頂くことに。コンテナボックスを再度大型に

今回作った飼育ケースは、自分で孵したオスをいれて、メスだけ数匹購入して飼育していました。
 
かつて弓道場でゲットしたオスから始まった男系で繁殖しています。
 
完全な自家繁殖は避けたいので、メスだけ毎年、買ったり、もらったりして交配しています。もらったメスだと完全に男系にはならないですが…。
 
ところが、8月に入ってからですが、職場の方から、ワイルドのメスを頂けることになりました。とっても元気でした。一応、産卵を期待して、またコンテナボックスを大きくしました。
 
土が無かったので、ホームセンターの腐葉土を使いました。土が土なので、産卵率は期待できないかなと思いつつ、時期も8月に入っていたので、そんなに採卵できないかなと思いましたが、小さいコンテナよりは良いかなと思い大型にしました。
 

8月16日には卵が確認できました。

 

8月も終わり、、、ケースは片付けて、暫く放置

8月末になると、成虫はみんな★になってしまうので、飼育ケース、飼育小屋、とも回収します。
日光にしっかり当てて乾燥させてから、屋根裏に収納します。
 
 
コンテナボックスは、もう少し放置します。私は卵で回収して孵化を見ることはしないので、幼虫になって少し経ってから開けるようにしています。小さい幼虫はすごく弱いので、少し大きくなってちょっと触ったくらいでは弱らないようになってから開けています。
 
 

9月中旬 いよいよコンテナボックスを開ける

さて、コンテナボックスです。
右が前半に採卵していたボックスで、昔から産卵率の高いマットを入れていたものです。オス3匹に対して、メス4匹(購入もの)を入れていました。オスは外の飼育小屋からちょっと入れ替えたりしてましたが。
 
左は、後からもらったワイルドのメスを入れからのものです。8月にはいってからだったので期間が短かったのと、土が普通の腐葉土です。
 

さて、左の後半の分から

ずいぶん土のかさが減っています。まあ、時間が経つとこうなっていますね。こちらのボックスには14匹の幼虫がいました。小ぶりな幼虫が多かったです。まだ二齢幼虫かもしれませんね。



幼虫が苦手な方はクリックご遠慮ください。

お待ちかねのマット採卵の前半の分です

8月4日ですでに孵化して幼虫もいましたし、マットも実績のあるものなので、期待大です。


幼虫が苦手な方はクリックご遠慮ください。
 
なんと、こっちのコンテナでは、51匹の幼虫が孵っていました!
土も良かったのと、期間も長かったのもあって、多いかなと思っていましたが、やっぱり多かったです。
産卵と観賞を両立する、飼育ケース、大成功でした。
 
土や温度など、条件がよければ、沢山採卵できることが分かりました。
 

飼育小屋でビックリ

さて、飼育小屋(カブトムシの飼育小屋のDIY)の方はどうかというと。
こちらは、小ぶりな成虫を多く入れていたのですが、ゼリーもたくさんたべて、元気な成虫がかなりの数いましたので、沢山回収できるとかと思いきや、今年はなんとゼロ、でした。
 
土(マット)との相性がわるかったと推測します。あと、こちらは自家繁殖になる、ということもあるかもしれません。ただ自家繁殖でもゼロは珍しいのでやはりマットが怪しい。腐葉土だと、買ったマットより成績は悪いことはあったのですが、ゼロは珍しいですね。ただ、例年マットを混ぜていたり、羽化したときの土を多少混ぜて、細かいマットもあるようにしていたのですが、今回は、腐葉土率が高くて、一齢幼虫には厳しい条件だったかもしれません。参考ホームページ(里山のカブトムシ・クワガタムシ)でも腐葉土飼育で、年によって成長が悪かった年の報告もあり、腐葉土だとあたりはずれがある印象ですね。
 
自分の経験では、過去には、腐葉土でなくネットオークションで安く買ったマットに、幼虫を入れて全滅、という経験もあるので、マットはやっぱり重要ですね。マットを良いものを使えば、うまくいくことが多いです。実績のあるマットの購入をお勧めします。
 

9月末にマットの交換

結構幼虫がいることが、わかったので、追加でマットを購入しました。
マットが届いてからマットの交換をしました。
 
↑こちらはまとめ買いのマット
 
 
↑こちらは10Lずつ個装のマットで、昨シーズン飼育ケースに使ったものです。
 
今回は、まとめ買いの50Lの方を買いました。

 
こちらは、段ボールに1個まるまる入っています。
こちらも過去に買ったことがあって実績のあるマットです。
 
 
屋内で飼育すると、蛹化が早くなるので、屋外で育てたいので、コンテナボックスから、屋外用の35Lのハンドルペール(ゴミ箱 ふた付き 連結ハンドルペール 35L ( スリム 屋外 ダストボックス 分別 スタッキング ストッカー ごみ箱 生ゴミ 連結 日本製 フタ付き 分別ゴミ箱 分別ごみ箱 ))に移行します。
 
こちらは、マットで飼育予定です。

 
全滅した方の腐葉土は使えませんが、大きいコンテナの方は、あらたな腐葉土とマットを混ぜて飼育します(土の量が足りないので)。三齢からなら腐葉土でも大丈夫な事が多い印象です。産卵は良いマットでないと厳しいですね。
 
 
しばらくは、マットを交換せずに、放置です。もともと使っていたコンテナボックスには未使用のマットを入れています。これは後で屋内に保管しようと思います。
 

1月になって、様子を確認

さて、今回様子を確認してみました。

コンテナ、ペール、ともに上層はフンだらけになっていました。

マット飼育のペール


ペールの方を開けてみました。結構大きな幼虫がいます。

(幼虫が苦手な方はクリックご遠慮ください。)
かなり、大きく成長しています。

マットの方は、まあまあフンが多くなっているので、

篩(ふるい)にかけて、フンとマットを分離します。

残しておいたマットに入れ替えます。少し乾いているので水を追加しました。

腐葉土飼育のコンテナの方は…


心配していた腐葉土で育てているコンテナですが、幼虫は育っていました。
今回の腐葉土は大丈夫そうです。


まあまあフンも多いですが、腐葉土を幼虫が食べて小さくしていくことで、結構マット風になってきています。コンテナ大きいので自重でかなり下の方の土は固くなっていました。それをほぐす意味でも、今回開けてみました。

(幼虫が苦手な方はクリックご遠慮ください。)
腐葉土で育てたほうは、少しこぶりな幼虫もいます。9月の時点で二齢っぽいのもいたのと、腐葉土飼育なので、マットより成長は遅いのかなと思います。
フンもそんなに多くないので、やはり腐葉土は食い付きがそこまで良くないのかなあと思いました。こちらは、まだこのままでも良さそうでしたので、フンの分離と土の入れ替えはしませんでした。

例年もう少し暖かくなってから開けることが多いですが、マットの方は、フンが多くなっていたので変えれて良かったです。今年は暖かいですね。屋外飼育でも蛹化が早くなりそうです。
コンテナを家の北側の目立たないところに移して、今回の作業は終了です。
春先にまた、マット交換をしたいと思います。

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