講習会が一杯
連盟のお仕事で、12月から、2月の末まで、講習会が計7日ありました(ほぼ企画側)。2週に1回くらいペースですね。コロナがなければ、これにもう1日加わるので、なかなか大変です。
中学生向けに計4日、称号者向けに計2日、四段以下向けに1日ありました。自分が講師だったり、介助だったり、連盟のお仕事なので、なかなか大変ですね。その間連盟の試合に出たのは新年射会のみでした。
中学生は審査のためと射技向上を目的とした講習会、称号者研修会は講師を招いての射礼を中心とした研修会で、四段以下は直前の審査むけの講習会です。
例年に比べて、参加人数を絞ったり、感染対策をしたりしながらですが、一時期の完全自粛の時期からは改善して、なんとか開催できるようになってきています。
かつて私の師範も違う県ですが指導部長をしていて、講習会をされていました。
自分もそういったことをする側になったんだなあとしみじみ感じます。
師範は、自分の弟子だけでなく、純粋に連盟の若手を指導をされていました。
自分が講習会企画してから教士が何人増えた、と喜んでおられたのが懐かしいです。
講習会にも工夫を
今まで自分が参加してきた講習会が、参加者全員の座射が延々と続くような講習会が多かったので、できるだけ、待機時間を減らしたくて、いろいろ工夫をしました。
見取り稽古ももちろん大事なのですが、低段の方にいつまでも見取り稽古をしてもらってもあまり効率が良くないと思っています。
コロナ禍ということもあり、最後の四段以下向け講習会は、段位ごとに来る時間をわけて、密にならないように工夫しました。
もともと参加希望が50名からから60名になる講習会です。そんな数の参加者に満足いく講習会をするのは結構大変で、もともと分割で開催したいと思っていました。
より低段の人は体配をしっかり教える時間をとって、参段クラスは射技向上のための時間をとります。四段は五段をうけるため、和服の所作をより向上させる時間をとります。
また、どのレベルでも本番さながらの5人審査の要領で引ける時間も設けます。
ちなみに、射技指導は、指導者の方針もあるので、事前に射技指導を受けたいか希望を取りました。射技指導を希望しなくても全く不利益はありません、と前置きして、誰が指導するかも明示しました(希望を聞くのは参加希望した参段のみ)。この辺は、指導は誰であっても受けるべきだという考えもあるかもしれません。ただ、審査の2-3週間前というデリケートな時期なので、個人の調整の範囲で、今習っている指導者以外からの射技指導を無理に受ける必要はないという考えがあっても良いと思いました。射技指導を希望されなかった方は、体配指導をたくさん受けてもらいました。
講習会の射技指導
自分なら、その当時の段位なら射技指導があるなら講習会を受けていないかもしれません(師範は他の指導者の指導を受けることをダメというタイプではありませんでしたが)。今なら、指導を受けても、それを自分で取り入れるか取り入れないか判断できるので、射技指導も抵抗ないのですが…。今は特定の先生に習い続ける、ということがない方も多いので、射技指導の感受性が高すぎると、返って混乱してしまわないかなあと思っています。でも射技指導なしでは、全体の向上がないので、外せないとも考えました。実際、参段四段は、体配だけ指導しても合格者が増えると思えないですので。
自分が講習会で教わるときは、どんなことでも全て素直に聞きます(自分の教わったことと反対であっても)、でないとさらに次のことを教えてもらえませんので…(「自分はこう習いました」と言ったりすると、講師は新たなことを言いたくなくなる)。講師から毎回同じことを言われないように、さらに次の課題を講師から引き出す、というのを講習会の射技指導を受けるときのモットーにしています。
師範との射技指導は、なんにも気にせず純粋に受けれるので、弓道をしていて一番楽しい時間でした。そういえば師範が指導部長の講習会は容赦なく射技指導がありましたね。まあ師範の講習会は、毎月1回だったので、審査前に特別というわけでもなかったので、そのほうが純粋に、会員の向上になりそうですね。
分刻みの講習会終了 審査合格者がたくさん出て欲しいです
ということで、例年は一度に50人以上来ていた講習会(2020年は中止【弓道】講習会が中止に)を、初めて分割で開催しました。受講生にとっては、それぞれ2時間強の時間ですが、その間ほぼ待ち時間なく忙しく練習して帰るような、分刻みの講習会でした。
スタッフは、丸1日連続で忙しかったのですが、とても頑張ってくれて、良い講習会ができたかなと思いました。
次の審査で、合格者がたくさん出て欲しいです。
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