【弓道】巻藁矢5本で新弓の調整

新弓と笄修理あけの弓の調整 弓の慣らし

 
 
 1月末からかなり忙しくてなかなかブログを更新できずでした。
練習も頻度が少なくなっていました。
 弓の調整ですが、新にべ弓と2019年笄出して修理明けの弓が調整中で、どちらもまあ形や裏反りは落ち着いてきたので、そろそろ引きたいところです。
 
 新しい弓は、矢尺半分くらいで角見をかけないで何本か引いて、矢尺7割くらいで何本か引いて、慣らしてから矢尺一杯引く、というように引いて調整するのが多いようです。私もそのように慣らしています。本数は、あまり具体的に書いていないことも多くて、弓師の先生の本だと1~2週間と書いていますが、何本くらいかは書いていません。週どれくらいの練習することを想定しているのでしょう。やっぱり毎日ですかね。
 
 作って下った弓師の先生も、別の弓ですが、何月くらいには半分くらいまで引いて、何月くらいには目いっぱい引けるかな、というお話をしていただいたことがあります。
 
 仕事の関係で、巻き藁でさえ引くのが不定期なので、期間で区切ると少なくなってしまう気がします。実際には大体、1-2か月かけている印象です。たくさん引けた時期なら1か月で次の段階、なかなか忙しくて引けない時期は、2か月くらいかけているかな、という感じです。個人的には矢尺一杯になってからも、1-2ヶ月は重い矢、太めの弦、それから本来の矢の重さにしていっています。それぞれの矢尺100-200本くらいかけていると思います。
 
参考サイトですが、
 
新弓の取り扱いと育て方 – 竹弓、カーボン弓の製作 | 和弓工房 永野一萃
 
アサヒ弓具工業
bow_warranty_j.pdf
 
弓具店さん関連ではこのあたりで、でも慣らしについては詳しくないですね。
個人さんのブログでも、検索するといくつか出てきますね。
「竹弓」「慣らし」、「弓」「ならし」とかで調べると出てきます。
 
 新弓は1日20本くらいまで、というのが多いようですが、まあ私はそれ以上いっぺんに引くことはあまりありません。引く時間がなかなかないです…。
 あと、私は段階的に矢尺を伸ばしていますが、半分と7割を同時に進める方法もあるみたいですね。

自宅巻藁場だと面倒なことが

 仕事が忙しくなったりすると、定期的に引けないので、家に巻藁があるとはいえ、なかなか思うように、調整ができません。
そのうえ、2張あると、結構時間がかかります。
 それぞれ、矢尺半分で20本ずつ引いても、合計40本でなかなか時間がかかります。
 
 自宅巻藁場で1つ面倒なことがあって、巻藁部の天井が低く、引いた後、いちいち弓を別の場所に置かないといけない、いうことがあります(【弓道】講習会の日程を考える、自宅巻藁場の弓立を追加、弓の強さを量る鏡の修理)。引いた後、弓をすぐ巻藁近くに立てかけて矢を抜ければ楽なのですが、引いている周辺も塗り壁なので、巻藁と反対側に弓を立てて、また巻藁に行って矢を抜いて、となります。特に矢尺半分の時などに、非効率に感じていました。矢尺一杯引くようになれば、休憩しながらなので一回一回弓を置いて矢を抜いても気にならないですが…。
 
 
 
 なんとかならないかなあと思っていたところ、矢を複数本使うことを考えました(そんなの当たり前といわれるかもですが…、すみません)。

巻藁矢5本で引いてみる

ということで、矢尺半分で引くときに、巻藁矢を複数本使ってみることにしました。
思いの他うまくいきました。狙うところを変えれば矢同士があたることもありません。
 

矢尺半分なら、短い巻藁矢でも使える!

 自分のメインの巻藁矢は過去にも紹介したことがあるもので3本あるんですが(【弓道】新しい巻藁矢【弓道】羽根付巻藁矢を矧いでみた)、今回、矢尺半分で引くなら、自分の矢尺より短い巻藁矢でも良いことに気づきました!
 
以前、先生にいただいてた、矢尺の短い巻藁矢があったことを思い出しました。
この矢は、射付け節が短いので先が折れた矢です。自分の矢尺にはちょっと短いです。八角箆なので、もともと上等な矢のようです。
 
 
 
ということで、急遽この矢に矢尻をつけました。
 
 
調整としてはもう少し重くてもよさそうですが、矢尺半分の時用なので問題ありません。
 
さらに、妻の巻藁矢も引っ張り出してきて、5本揃いました。
 
 
これだと、なかなか効率よく調整できそうです。
 
 
と言いつつ写真をとってからあっという間に1か月…。あまり調整はすすんでいません…。
2018年笄の弓と、昨年の新弓は早めに使いたかったので、結構まじめに慣らしましたが、今はメインで引けるのがあるので、今までよりゆっくりの慣らしになりそうです。春くらいに引けたらいいなあ。実は2張とも今のより少し強いのです…。楽しみです。
 
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