武者修行へ
飛行機に乗って遠方の範士の先生に稽古をつけてもらいに行きました。まさに武者修行ですね。
結果として、自分の弓道人生で忘れることのできない、とても貴重な経験になりました。
現在指導いただいている先生と懇意の先生で、コロナ前にも一度だけお邪魔して、指導いただいたことがあります。
今回は2回目です。地元の先生にもお墨付の武者修行です。
また、その先生の指導者にあたる先生と私の師範が懇意であり、師範の射技とかなり共通する指導をしていただけます。同じ流派の師範の先生から教わるより、射法が近いです。
師範は、弓にあった射を追及されていましたが、今回の先生も同じ弓師の先生の愛好家です。この辺も共通する射技を感じる由縁だと思います。
目指す射が同じ、というのは、指導を受けるにあたり、これ以上ない条件です。
厳しくて暖かい指導
飛行機で行って準備して、だったので、少し準備に時間がかかったので、最初に一手見本を見せていただきました。素晴らしい射でした。
その後、一手坐射を見ていただき、講評を頂きました。厳しく、そして暖かいお言葉でした。
本当に、一番大事なところを意識できていないなあと反省しきりでした。
その後は、直接射技指導を頂いて、胴造りから徹底的に修正でした。そして離れの出し方を厳しく指導いただきました。
また、体配も厳しく指導いただき、練習が終わると、腰と下半身がかなり痛くなっており、普段からの練習が足りないと、また反省でした。
貴重な経験
師範は私が指導を受けていたころはもうご高齢で、直接引いておられる状態の師範の射に触れるということはできませんでした。
以前から、どうしてもどのように引かれているのか直接触らせていただきたいという思いがあって、今回、思い切ってお願いしたところ快諾頂きました。
言葉では伝わらない、触らせていただいてわかる体の使い方を、感じさせていただきました(教わる、とも違う、体感する、という感覚)。
本当に鳥肌が立ちました。自分の弓道人生で、忘れることのできない、貴重な体験となりました。
1本だけなんとか出せた
その後、立形式の練習をさせていただきました。8本くらい引きましたが、OKが出たのは1本だけでした。
でも、この1本が大きいです。射技指導を、その日のうちに1本でも反映できたというのは、かなり次の練習の視標になります。
通常、毎週教えてもらえるのであれば、次の回に出ても良いのですが、このように1年 に1回くらい(もっと少ない?)しか教えてもらえないような状況では、その時に修正できたのはかなり大きいです。
明日からの修行の糧に
頂いた課題は、明日からの修行の糧になります。早く練習したいと思えるような課題を頂けて本当に良い経験でした。
師範に毎週教わっていたころのような、たた夢中で練習していたころを思い出します。弓道の楽しさはこういうところにあると思います。
たった、1日でしたが、とても貴重な経験でした。
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