夏用の和服と第一介添

大会の矢渡しの第一介添をすることに…

先日、比較的規模の大きな大会の矢渡しの第一介添をすることになりました。段位があがってくると、そういう出番が出てきます。また、県内の講習会の講師をすることもあり、夏用の和服も必要になってきます。

季節によって着る和服が必要になってくるので…

師範の追悼射会は4月でしたが、他に別の機会に9月の追悼射会に出たこともあり、季節によっていろいろと和服が必要になってきます。追悼射会とかに参加しますと、年配の先生方は、ちゃんとした和服を着ておられることが多いです。

40代ですと、なかなかそこまで着物を揃えられませんが、そういった出番も増えそうなので、昇段毎に、お祝いを口実に和裁をする母に作ってもらっています。
母は職業での和裁はしていませんが、一通り和裁はできるので作ってくれます。ただ、本人も言っていますが、仕事でされている方より、時間が結構かかります。でも急ぎで必要なことはないので十分です。とてもありがたいです。

弓道を続けているうちに一通りの和服が揃いました。

なので、今は、夏用の絽(ろ)、6月9月用の単(ひとえ)、それ以外の袷(あわせ)、が五つ紋で一通り揃っています(袷は成人式で作成)。
それ以外に、洗濯できる夏物と単が一つずつ(一つ紋の縫い紋)あって、普段着用(普段練習用)の紬と大島の袷があります。錬士受審くらいのときは、紬の和服と、弓具店で買った弓用の夏用の和服くらいでしたが長く続けていると、いろいろ揃ってきます。


今回来た絽の着物です。あまり透けていません。ものによってはシースルーみたいな感じになっているのも多いですが、私のは透ける感じが目立たない感じですね。
 

透かして見れば絽であることがわかります。

今回は夏用の絽の着物で。襦袢も純正で。だがしかし…

今回は第一介添なので、弓は引かないので汗のひっかかりは気にしなくて良いと思い、このブログで紹介したブッチャー襦袢(ブッチャー生地の襦袢が完成!失敗も含めて。)ではなく、普通の襦袢を着ました。
ところが、矢裁きをするときにやはり腕にひっかかり襦袢が見えてしまうことがわかりました。

この時に、そのままだと右手に襦袢が引っかかって、かなり見えてしまいます。なので、事前に右手の襦袢をわざと少したくし上げて臨みました。見えなくて良かったです。

和服もTPOに合わせて

 
母が和服の事を知っているので、季節外れの和服を着ようとすると注意されます。和服もTPOに合わせて引くのが良いと思います。たまに高段の方で、京都大会を絽で引いておられる方がいて、ちょっと違うかなあと思ったこともあります。
 
五段、錬士の審査では、弓具店で購入できる和服で良いと思いますが、教士の審査だとほとんどの方が紋付き縞袴で受けておられます。それでいけないという規定は無いですが、そういった装いに対する備え・品格も求められてくる称号なのだと思います。
 
せっかく日本を代表する武道、弓道をしているので、和服にこだわってみるのはいかがでしょうか。
 
 
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