屋外飼育も羽化したので、飼育小屋も必要に
カブトムが羽化して、屋内の飼育ケースを今年も出しましたが(カブトリウム2020 カブトムシが無事に羽化)、屋外飼育のカブトムシも羽化したので、屋外の飼育小屋も必要となり、今年も持ち出しました。
過去の飼育小屋の記事はこちら
今までのコンテナの飼育小屋の問題点
コンテナ飼育小屋ですが、なかなかダイナミックに観察できて良いのですが、過去のこの飼育小屋には問題点があります。
・コンテナが大きすぎて土を満タンすると重すぎる、少ないと土のかさが減る
実は、このサイズのコンテナに土を全部いれると、かなりの土の量になります。腐葉土でもなかなかの量になります。全部入れるとかなり重く、一人では動かせないくらいになります。一方土の量を減らすと、かなり下の方に土の上面が来ることになる、カブトムシがあまりよく見れない感じになります。
以前は、この下にプラケースを入れたりして、底上げをしたりしていましたが、イマイチでした。
コンテナケースを浅底のものに変えよう!
ということで、今年は、コンテナを浅底のものに変えることにしました。
こちらを使います。昨年、カブトムシ用品保管用に飼っていたのですが、飼育小屋に使います。
そうすると新たな問題が発生します。
・コンテナの大きさが違うので飼育小屋が使えなくなる?
コンテナケースの方がわずかに大きいので、せっかく作った飼育小屋が使えないことになります。なんとか同じものを使いたいです。→後半紹介しますが、なんとか乗り切りました。
・そもそも浅底のコンテナだと、観察しにくい?
土の上面が下がるのがいや、という理由で浅底にするのですが、そうすると、全体がさがるので、観察がしにくくなります。
飼育小屋を小さなコンテナ用に改造!
さて、サイズが大きい飼育小屋ですが、なんとかコンテナに載っています。このまま大きな改造をせずに使いたいところです。
・4辺に木材を追加して固定
思案した結果、木材を4辺に下方にたします。そこで、前のコンテナケースは上下にボルトを留めていましたが、今回は、前後左右に留めることにしました。
最後の写真で、内側からボルトが見えています。
蝶ナットで止める予定ですが、意外にこのまま刺しているだけでも十分だったりします。
他の3辺に同じ加工をします。
以前はこのように、ボルトを下から刺して蝶ナットで留めていました。
飼育小屋の修理
さて、昨年グルーガンの部分が劣化してはがれていましたが、今年も剥がれていました。
なので、今年はサイドの入り口はもう金網とネットで塞いでしまいます。
上部もアクリル板が外れていたので、もう一度着け直ししました。
今年はグルーガンだけでなくGクリヤーも使いました。
飼育小屋の屋根部分の改造
さて、コンテナを小さくすると、蓋も小さくなります。
ただ、この蓋を上につけると雨除けになって具合が良いです。
今回は、電動のノコギリ大活躍です。
一部を切って、蓋がちゃんとハマるようにしました。
これは、ジグソーや丸鋸ではこうはいきません。
しっかりと蓋ができました。
今年購入した、このノコギリ、かなり便利です。
止まり木を改造
さて、過去に頑張って作った止まり木ですが、例年なんとなく不作です。
思うように、木のところでカブトムシがゼリーを食べてくれないのです。
今年こそは、と考えて、足を足して、高い位置に固定できるようにしました。
斜めの穴は垂れるので、上向きになる穴にゼリーを入れることにします。
止まり木も大きすぎて困っていたのですが、今回、少し小さくできました。
これも電動ノコギリ様様です。
浅底コンテナ用に台を作ろう!
もう一つの問題点の
・そもそも浅底のコンテナだと、観察しにくい?
の解決のために、観察しやすいように、台を新調しました。
2×4材で、簡単に作りました。
DIYerとしては、あるまじき、超いいかげん設計ですが、この辺は、勢いが大事です。丸鋸さえ使わずに、作りました。電動のこぎりで作っちゃいました。
飼育小屋2020版
ということで、台もついて、観察しやすくなって、土の上面もかなり高い位置になって、土にいる成虫観察もしやすい、そして、止まり木もしっかり固定して観察できる、飼育小屋2020、完成しました。
この日はもう出来上がりは暗くなってしまいました。
後日明るいときにとりました。
コンテナケースは、このサイズの方が取り回し楽ですね。
観察もしやすいし、土を入れた後も運びやすいです。
これで、幼虫がしっかり孵れば最高ですね。
今年の秋が楽しみです。
はじめまして。
北海道在住の者です。
色々と拝見させて頂きました。
カブトリウムとかめっちゃいいっすねぇ~。
俺もやってみてー!って感じで見ておりました(笑
2年前くらいから毎年道産カブトを飼って楽しんでます。
自分が小学生の頃は北海道にはカブトムシはいないとされてましたし、もちろん天然物なんて
見たことありませんでした(ネットで調べると実は50年以上前から道内でも繁殖が確認されてたらしい)。
子供の頃はカブトムシっていやぁ憧れの存在でしたね。
毎年、夏祭なんかでオススメペア(もちろん本州産)で1,000円とかで親に買ってもらってたなぁ。
それが毎年夏の楽しみでね。
近くのホームセンターでは幼虫が無料で配られてたりして、必ずもらいに行ってたもんです。
子供ながらに試行錯誤しながら三世代まで成虫にしたことあったけど、血が濃くなっちゃってか
最初に祭で買った第一世代よりずいぶんと小さかったのを覚えています。
で、北海道にも普通にいるんだと思ったのは、15、6年くらい前に初めて天然物を見つけた時で
すげー感動しましたね。ほんとにいるんだ!って。
それから、特にたくさん捕まえて飼おうとか思わなかったんですが、2年前に富良野である一本
の木に5、6匹のカブトムシを見つけて、その近辺の木にもまぁいるわいるわで、気付けば20匹
以上採集して家に持ち帰ってました(笑
でも、道産カブトはどれも小型なんだよなぁ。
角もちっちゃくて、奇形かぁ?って思うようなのがほとんどで。
メスのサイズはそこそこ普通だと思うんだけど。
オスのちょっといいサイズが採れると、おぉー!って感じで喜びひとしおです。
一応、北海道には元々存在しないということで、カブトムシは国内外来種の扱いらしいですが、
私の勝手な見立てではミヤマやノコギリなどサイズによっては圧倒的にカブトムシの方が“弱い”
感じで、餌場においてはむしろカブトムシの方が追いやられているように思います。
実際、今夏ミヤマが餌場にいる場所でカブトムシが一緒にいるところを見たことがない。
ちなみに同じ木でミヤマがいない時にカブトムシが樹液を舐めてるのは確認できました。
まぁ、自分が見た時はいずれもミヤマはかなり良型でしたが、稀に見つかる同じく良型(と言って
も本州産と比べると全然小型たけど)のカブトなら餌場で合間見えた時互角に張り合って、在来種
を追っ払うかもしれません。
いずれにしても在来種を常に駆逐して、生態系をおかしくしてしまうほどなのかは些か疑問です。
お初でかなりな長文失礼しました。
また参考にさせてもらいます。
コメントありがとうございます。北海道でもカブトムシいるんですね(^^♪。自然にいるのを見ると感動しますね!。私は本当は採集に行きたいのですが、なかなか行けないので、飼育がメインになっています…。参考になれば幸いです(^^)。