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ウッドデッキの下を有効に使いたい、8年越しのアイデア
ウッドデッキ下に台車を使ってタイヤを収納している事を以前、紹介しました。
個人的にはかなり気に入っていて、便利な収納です。
ただ、ウッドデッキ下は、2台分のタイヤを収めても、まだ1か所スペースがあります。
そこを収納として使いたいなあとずっと思っていたのですが、なかなか実現しませんでした。
今回、8年越しに温めていたアイデアをついに実現して、引き出し式ウッドデッキ下収納を作りました。
かなり長文になります。
前半は、アイデアやしこみの経過なので、実際の作成を見たい方は、後半からお読みください。
ウッドデッキ下収納、作成までのアイデア
ウッドデッキ下の収納をつくるにあたり、いくつか問題点があって
・引き出せるようにしないと、奥まで有効活用できない。
・引き出した先が芝生、スムーズに引き出せるかどうか。
・ウッドデッキ下は水がかかる
という点がハードルでした。
・引き出せるようにしないと、奥まで有効活用できない。
最初は平べったいコンテナボックスを台車に乗せたら良いと思っていたのですが、わが家のウッドデッキに丁度おさまるコンテナボックスがなく、思案していました。
スペースを有効活用しようと思うと、結構奥行きのある収納になります。
意外に高さのないウッドデッキなので、あまり高さがとれないという弱点があります。
・引き出した先が芝生、スムーズに引き出せるかどうか。
引き出した先が、芝生、というのも悩みの種で、どれくらいのタイヤを使えば良いのか良くわかりませんでした。かなり大きなタイヤでないと引き出しにくいのではないか、と悩んでいました。結果的に今回なぜ小さなキャスターにしたかというと、タイヤ収納の台車で、十分に引き出せそうな事が分かったからです。
・ウッドデッキ下は水がかかる
次は、水の問題で、水に濡れても良いものの収納だけだと、あまり有効活用できません。できれば、濡れずにしっかり保存できる収納にしたいところです。
タイヤ収納では、防腐処理済みの木材を使いましたが、全部防腐処理済みの木材を使うと、結構お金がかかります。また、防腐済みの木材でも結局、切り口は塗り直さないといけません。
網戸を作った時に、屋外用の塗料を使う機会があって、これで、かなり対候性があることがわかりました。なので、普通に木材で塗料を作って、塗料で塗る方向性で考えました。
ホームセンターで、屋外用にコンクリートの型に使う、片面をウレタンコートされているパネコートというコンパネで、屋外用のカートを組んでいるのを見て、これが利用できそうと思いました。
実際私も、タイヤを出すためにこのパネコートを購入したことがあります。
ただ、これは、屋外に保存していると、ウレタンコートされてない面は結局傷んできます。以前買ったものは、タイヤを出したりするには使えますが、今回の収納用には、あらためて買いました。
また、蓋をどうするか思案して、防水のため、波板を乗せることにしました。
これを、水が流れるように傾斜をつけないといけないと思案していましたが、妻に、「ウッドデッキの下の床は水が流れるように最初から傾斜がついているんじゃないの」といわれ、なるほどと思いました。
なので、傾斜をつけての波板ではなく、普通に波板を取り付ける方向にしました。
あと、これは作っていた途中で思いついたのですが、最後に隙間をシリコンでコーキングしました。ここまでしっかり作りこむ予定はなかったのですが、なかなかの大作になりました。
ウッドデッキ下収納をどうやって作るか。1×4材を細く切る。
洗濯棚やレンジ棚をつくった時に(自作棚(洗濯機上、冷蔵庫・電子レンジ用)2つをDIY。自宅の端材も合わせて材料費1244円で作成。)、1×4材や2×4材を安く買えるお店も見つけたので、1×4材や2×4材で骨組みを作って、パネコートを周りにはる構造を考えました。
細い木材は割高になるので、1×4材や2×4材を細く切って、細い木材を切り出して作る設計を考えました。
実際に、細く切って、木材を切り出しました。
作業台とローラーを駆使して、がんばって切り出しました。
こうなると…、テーブルソーが欲しい!
今回は、めちゃくちゃそう思いました。
1×4材を2cm幅とか3cm幅で切って角材を作っています。
2×4材だと、1本から3cm×4cmの角材が180cm3本とれるので、なかなか良いです。(遠景の方で映っています)
この作業、丸鋸では限界がありますね。この作業中にローラーを切ったり、作業台を切ったりして、チップソーも痛めてしまいました。
なのでその後チップソーは交換しました。
1×4材などは、ときにねじれているものなどに当たることがあります。
木材なので、ねじれたり曲がっていたり、伸び縮みなんかは、想定の範囲内ですが、細く切ると、もとのねじれ以上にねじれたり、すごく曲がるものが出てきます。
なので、 1×4材を細く切って使う場合、すこしロスがでるとして、余裕をもって準備するのが良いと思います。それでも、最初から細い木材を買って揃えるよりはお安く済むと思います。
ちなみのこの切り出し作業は、6月にしています。
SketchUpで設計してみる
木材の切り出しも終わって、キャスターも買って、パネコートも買ってきました。
SkechUpで、設計しました。今はWEB版になっていますが、私は以前のFreeのインストール版を使っています。
ウッドデッキ下のサイズは既に計測済みです。
キャスターの高さを計算に入れて、ウッドデッキの高さも計算にいれて、ぎりぎりで引き出せで、収納スペースが大きく取れるように考えました。(実は最後にこの設計で大失敗があったのですが…)
蓋も、大きさを考えて、設計しました。
というわけで、設計図がこちら
あとは、組み立てるだけのはず…、も骨折で頓座
あとは組み立てるだけのはず、だったのですが、なんと、ここで私は骨折してしまいました。
なので、ここまでで、しばらく組立ができず、約4か月、切り出した木材もそのままになってしまいました。
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる1
前置きが長くなりましたが、実際の作成です。
頭では一杯考えていたのですが、骨折の4か月で忘れてしまっていましたが、ちゃんと設計図を書いていたので良かったです。
そのまま作れました。
まずは、キャスターが大丈夫か確認
まずは、一番底の部分をつくって、キャスターを仮で付けてみます。
今回買ったのはこちらです。
これで、実際にウッドデッキ下から引き出せるか試してみます。
キャスターを取り付けます。
芝生を事前に刈っておきます。
実際に試してみると…。
うまく引き出せそうです。
芝生の部分が動かないと困りましたが、砂利面でもない限り、これでいけそうな雰囲気です。
だめなら、この部分にパネコートを敷いても良い感じなので、小キャスターで作ることにしました。
枠組みを作る
設計どおりに枠組みを組んでいきます。
キャスターをとりつけることも考えて、底面は1×4材で組んで、それより上は、切り出した細めの木材で作っています(2×4材を3分割した約3cm×4cmの角材)。
塗料を塗る
この時点で、1回塗料を塗っておきます。
特に底面は直接外気に触れるので、しっかり塗っておきます。
二度塗りしています。
この時は、網戸で使った塗料のあまりのマボガニー色で塗っています。
パネコートを切る
骨組み以外はまだ切っていない木材もあったので、こちらも設計通りに切っていきます。
少し、表示(12mm)より厚みがある感じがします。
この、パネコート、なかなか重量があります。
長辺を切るのはなかなか大変です。
治具が足りなくなるので、他の木材を使って当て木をします。
丸鋸の定盤の左端からチップソーまでの距離が9.9cmなので、その位置に当て木をすると、切りたい位置でしっかり切れます。
この板は底板になるので、隙間を開けたくないので、少しだけ広めに切って、微調整して、きっちりにハマるようにしました。
丸鋸のチップソーの交換は、かなり効果的でした。
最近、切るのがガタガタしたり、時間がかかったりしていましたが、ビックリするくらい早く切れました。
チップソーを良いものにするのはいいですね。
パネコートのウレタン塗装面を以外を塗装する
ウレタン塗装してある反対側は、普通の木材で雨やカビに弱いので、塗料を塗っておきます。
板の購入店にも寄りますが、木口は塗料が塗ってあるものもあります。
内側になるところは外気と接しないので、厳密には木口だけぬっても良いのですが、対候性を高めるために、全部塗ることにしました。
網戸の時の塗料の残りのマボガニーが少なくなってきたので、今度はチークで塗っています。
この色の選択は、家のウッド(風)デッキの色に合わせました。外装のところだけその色になっているといいので、内側は何色でも良いです。大きめの塗料をかったので、それを塗ります。
組立などを並行して作業をしたくて、組立するところは木屑が結構出るので、塗装に邪魔なので、この日は天気が良かったので、庭の芝生側で塗装しました。
失敗は、芝をしっかり苅っていなかったことでした。新聞を敷いて、パネコートの下に板を敷いているものの、芝生が伸びていてクッションみたいになっていて、板が沈みます。
この辺、面倒くさがってはいけないのですが、内側だけだし、とこのまま塗っていきました。
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる2
パネコートの塗装が乾燥するまでの間に、蓋を作ります
パネコートの塗装の乾燥を待つ間に、蓋を作ります。
蓋は、設計上は、薄い合板を上下で木材で挟む形で考えていましたが、上に波板を貼るとはいえ、上部に水がたまる構造があるのは良くないと思い、合板は上面に張ることにしました。
まず、十字に枠組みを作ります。中央は一部は普通にコースレッドを留めて、もう片方は斜めにコースレッドを打ち込みました。
その下に、1×4材から切り出した、2cm角に作った木材で周囲を囲みます。これが、下の入れ物の上部にしっかりと蓋される構造に考えています。これも設計不十分で痛い目にあいました。
最後に、薄い合板を切り出して張ります。
ここは、パネコートにするか迷ったのですが、とにかくパネコートは重いので、蓋には向いていません。さらに波板を貼る予定なので、ここは6mmの合板にしました。ただ、塗装はしないといけませんが。
4か月の間にこの合板がだいぶ汚れてしまいました。
ただ、この合板は使う範囲は限られているので、きれいなところを頑張って切り出しました。
2枚の合板を寸法通りに切って、天板にします。
これを、コースレッドでひたすたねじ止めします。
蓋ができました。
本体にパネコートを貼る
塗装が乾いたので、本体の骨組みにパネコートをねじ止めしていきます。
パネコートを留める前は蓋は閉まっています。
先に、蓋を塗装してしまって、乾くのを待つ間に組むのが効率が良いのですが、蓋が閉まらない可能性を考えて、先に一部組み立てて閉まるか確認します。
蓋をしてみると…、入らない…、仕方なく修正
蓋をかぶせてみると…、なんと入りません。
蓋の前後のサイズが合わず、しっかりハマるはずが、干渉してはまりません。
写真は修正後ですが、矢印の木材が幅が広くて蓋が締まりませんでした。
なんとなくはまらないんじゃないかなと思っていました。設計よりパネコートの厚みが厚かったのです。まあ約12mmと書いてあるので、やっぱり「約」なんですね。あと、1×4材を2cmに切り出したときも、ちょっと厚めになっているなあと思っていました。
これ、失敗したことに、ネジが合板側から留まっているのです。
外すには合板も外さないといけません。
どうするか思案した結果、木材を強引に細くすることにしました。
この加工は、トリマーの方が早いかもしれませんが、あまり周りが安定していない場所でのトリマー作業は向いていません。
丸鋸で行くことにしました。丸鋸の歯が届く位置を計算して、板を重ねて、切りました。
丸鋸で切ったあと、小刀で成形していきます。大変かと思いましたが、意外にきれいに出来ました。
今回はこの小刀での成形が新しく覚えた技です。弓師の先生が、末弭を整えたりする動画をみてヒントを得ました。カッターナイフではなかなかこうはいきません。
蓋が閉まるか確認
無事に閉まりました。今度はサイドのパネコートも貼ります。サイドは余裕がありそうだったのですが、あとから修正は難しいので、サイド側も確認しました。
無事に閉まりました。
蓋を閉めやすくする
蓋の構造を合板を上側に持ってきたせいで、骨組みの十字のパーツと、枠のパーツが近接しています。
これだと、本体の端が、十字側の骨組み側までハマると、蓋を持ち上げたりしなくてはならず閉めにくいです。
中央に木材があるので、必ずしも青矢印の段に全部入るわけではないですが、蓋が大きいので、そこにひっかかると面倒です。
ここに、1×4材を打ち付けることにしました。
こうすることで、この1×4材のところに、本体の端を引っかけて引き上げて蓋をすることができ、簡単に閉めることができます。
→ただ、最終的に、この機能は使わずに、ここは蝶番固定しました。
前面用の木材
前面に、化粧用に木材を貼るので、それを切っておきます。
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる3
蓋の塗装、前面の化粧用の板も塗装
ここで、ようやく蓋の塗装です。
これは、しっかりしておきたい部分です。
今までよりも塗る範囲が広範囲です。
また、こちらは新聞がついたりして仕上がってはいけないので、端材で塗装用の台を作りました。
パネコートの塗装の時に作っておけば良かったのですが…。
これの上に蓋を置いて、塗装していきます。
外観をウッドデッキ風にするために、前面には塗装した1×4材を貼るつもりなので、そのための塗装をしておきます。
ある程度乾いたら反対側も塗りました。
だんだん暗くなってきました。
普段休みがあまりないので、一気に作らないとなかなか進まないので、いけるとことまで頑張ります。
夜間照明を作りましたが、庭側には車のせいもあり光が届かず…。
本体の最終仕上げとキャスター取り付け、隙間をどうするか。
塗装が終わったら、本体の作業に戻ってパネコートをどんど打ち付けていきます。
骨組みでは軽かったですが、かなり重くなりました。
このパネコートを持ったことのある人はわかると思いますが、結構重いです。
これが2枚分と思うとなかなかの重さです。
キャスターの取り付けは、何個が正解かわかりませんが、重量が結構あるので、12個付けています。
枠組みはわずかに浮いている設計にしています。
軽くはないですが、スムーズに動きます。スムーズ過ぎて、ストッパーに板をおいておかないと、滑ってきます(カーポートの傾斜がきつすぎるせいもあると思いますが…)。
しっかり作ったつもりですが、やっぱり隙間がありました。
ここから虫が入ってきそうですね。悩ましいです…。
最初はここに、キッチン用のアルミテープを貼ろうと思っていたのですが、昔、自分で行ったDIYのなかで、シリコンコーキングをしたことを思い出しました。これ、コーキングしたら隙間がうまく埋まるのではないか、と思いつきました。
蓋の2度目の塗装
蓋の2度目の塗装をします。
雨がふるといけないので、カーポートに持ってきました。
照明がついたので明るくて、暗くなっても作業ができます。
二度目の塗装をしました。
今日はここまで、あとは、前面の板をつけて、取っ手をつけて、波板をつければ完成する予定です。
いい感じにできてきました。
あと少しです。(と思っていましたが、結果的にはまだまだかかりました…)
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる4
取っ手を作る
翌日、きれいに塗装が乾きました。
たまたまの塗料のあまりの妙だったのですが、骨組みと板の塗料の色が違って、コントラストがついてきれいですね。
せっかくウッドデッキ風につくるので、急に思い立って、取っ手も切り出すことにしました。
最初は角材をコの字に打ち込む予定でしたが、DIY生活が長くなり、今は糸のこ盤を持っています。
取っ手を切り出すことにしました。
こんな感じで切り出しました。
取っ手の面取り
小刀が結構使えることがわかったので、この取っ手の面取りを小刀ですることにしました。
ルーターでも出来そうでしたが、小刀でかなり良い感じに面取りができました。
ということで、取っ手が切り出せました。
取っ手の塗装
さらに取っ手の塗装をしました。
これが塗料の乗りが悪くて、結局4回塗装しています。
4回目の前に1回サンダーをかけています。
こういう塗装の時、ディスポのビニール手袋を使うと、塗りやすくて終わった後捨てれるので便利です。
シリコンコーキング
作りながら途中で思いついたシリコンコーキングをしたかったので、いろいろ調べてみて、変性シリコンのコーキングで、色はブラウンを選びました。
プロが教える!シーリングとコーキングの違いとは?
DIYで使う機会の多いシーリング材の種類とそれぞれの適材適所 | 99% DIY -DIYブログ-
コーキングのやり方!プロ並みに仕上げる7つの手順【動画解説付き】
ものにもよりますが、コーキングは400円くらいで、コーキングガンが200円くらいで買えるので、安く施行できます。
ホームセンターをはしごしました。見本の色があるのが良いですね。
使うのは、先端を外して膜に穴をあけて、コーキングガンにとりつけるだけなので、意外に簡単に始められます。きれいに仕上げるには練習がいります…。
コーキングは素人作業なので、仕上がりはあまりきれいではないです。
あまりアップでお見せできない…。
400円で結構な量があるので、本来隙間だけを埋めようと思っていましたが、木材の接着部にすべてコーキングしました。それでも余っていました。
前面の化粧1×4材も固定
翌朝、蓋の塗装もシーリングも乾いたので、前面の化粧用の1×4材を固定していきます。
いい感じです!
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる5
この時点で、試しにウッドデッキに入れてみます。しかし衝撃の事実が!なんと奥まで入らない!!
さて、だいぶいい感じで仕上がってきたので、実際にウッドデッキの下にいよいよ入れてみます。
さて、実際に、中にすすめていくと
「ガタ」
ん?
なんか変です。
なんと、これ以上進まない…。
よくよく見ると、蓋と中の梁が干渉しています…。
なんと、地面に傾斜がついているために、奥の高さが、手前より低くなっているのです。
なんで、そんな当たり前のことに事前に気づいていなかったんだ!と後悔しました。
波板をつけるアイデアを考えた時に、傾斜があるという話になっていたのに…。
タイヤ収納では影響のないところだったので、気づいておらず、大失敗しました。
今度は蓋を外して入れてみます。
今度は奥まで入りましたが、奥の梁とは本当に高さがギリギリです。
高さが高すぎたのをどうするか。本体上部を3cm切ってしまうことに
さて、困りました。
おそらく、3cmくらいは低くしないと蓋がしまりません。
悩ましいですね。
考えた結果、上部を3cm切ってしまうことにしました。
幸い?骨組みの上段は4cmの角材だったので、切っても1cm残るので、なんとかなるかもしれないと思いました(結果的には4cm切っても良かったかもしれません)
ということで、本体上部を3cm切ってしまいます。
丸鋸大活躍です。
事前に、切るところにかかわるコースレッドを全部抜きます。
普段の治具は使えないので、切り出したい位置から、丸鋸の底盤の幅の9.9cmに端材を固定します。丸鋸を進めながら、途中でクランプの位置を変えています。大型のクランプがあるのは便利です。
3枚しか写真無いですが、とても面倒な作業でした。これのせいで完成が半日遅れました。つらい…。
かなり強引な方法でしたが、3cm低くすることができました。
今度はこの状態で確認を
また入らないと悲慘なので、この状態で入るか確認します。
なんとか入りました。
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる6
切ったところを補強
3cm低くして、骨組みの上段が厚みが1cmになってしまったので、
切った上半分の木材を再利用して、補強していきます
丸鋸で切り出して、柱と柱の間に高さ3cmになった木材を補強します。
横木として一本では渡せないので、柱間の幅にあわせて切り出して、柱間でコースレッドで留めていきます。
この時、1cmになった横木は、ひっくり返すと塗装面が出てきます。
なので、これらは塗装を生かしたいのでひっくり返します。
そして、切り出した横木も3面が塗装されているので、非塗装面同士を向き合わせると、今までの塗装が生きてきます。
3枚目の右側の見える横木は、切った時にうまく切れず切断面がカーブしたので、塗装面を板面にあているので、非塗装面が見えています。他は、きれいに塗装面が生かせています。1cm厚になった横木は、ひっくり返すと、支柱と面していたところだけ塗料がのっていないので、そこは後で塗ります。
パネコートの木口はまた塗り直しですね。
気を取り直して仕上げていきます
設計ミスで心が折れそうになりましたが、もう思い切って作り上げてしまうことにしました。
前面の化粧用の木材も、3cm低くします。
ここも木口が塗装し直し…、でももう作ってしまいます。
取っ手の設置
切り出した取っ手です。4回塗りで流石に塗装も乗っています。
取っ手は引き出す前面と、蓋につける予定です。
ということでつけました。
コースレッドは見えている状態ですが、ウッドデッキもネジ頭が見えているので、ダボでの隠しはしないことにしました。
こんな感じで固定しました。
蓋の方はコースレッドの頭が見えていませんが、これは反対から打っているからです。
完成ではないですが、概ねできました。
この後の波板が無い方が見栄えが良いので、ここでの写真を公開します。
サイドのパネコートはそのままですが、中に入ると目立たないので、このままにしようかと思っています。
反対からみるとこんな感じです。
目線を下げると、パネコート製なのがわかってしまいます。
でも、目線をあげるとあまり目立ちません。
引き出し式ウッドデッキ下収納をつくる7
波板の設置
合板への塗装だけでは、ちょっと雨が心配なので、波板を蓋にうつアイデアを考えていました。
見栄えは悪くなりますが、塗装だけでは心配なので、考えた工夫です。
蓋をパネコートで作ることも考えたのですが、重くなりすぎるので、この形にしました。
ちょっと見栄えはわるくなりますが、収納時には見えないので良しとしたいです。
波板の設置の前に、実際に入るか確認
波板設置の前に、入るか確認しました。
どうでしょう。
かなり良い感じではないでしょうか。
外側はパネコートのままなんですが、ここを塗料で塗った板で目隠しするかですが、しゃがんでみないと目立たないので、このままでも良いかなと思っています。
波板をとり付けての状態で入るか…
最後の難関ですが、波板をつけると、また入らないのではないか、という疑問があります。
波板の固定は、専用の釘で固定します。
これをおそるおそる入れてみると…。
ダメでした。
波板は行けるのですが、波板の固定の釘が干渉しました…。
ということで、波板の固定の釘が干渉するので、釘を梁と干渉しないように梁より手前に打つことで解決しました。これで波板も固定できました。
残りの塗装
3cm高さを変えて、塗装が不十分のところがあったので塗り直しました。
これで、事前に買っていたマボガニー(網戸製作のあまり)と、チークの塗料を全部使い切りました。最後の塗装も乾きました。一応2度塗りしてますが、今までより薄いですね。
高さを低くした作業で、木屑が内部に入ってしまい、掃除機かけましたが、結構残っていしまいました。まあ、木材やDIY関連のものを入れようと思っているので、大丈夫です。
ということで、やっと完成
なんとか完成にこぎつけました。
途中自分の骨折もあったり、結局休みの日、かつかなり予定の空いている休みの日でないと作業ができないので、なかなか時間がかかりました。
最終的に、出来る前にちょっと心配していたデメリットがありました。
・全部引き出さないと蓋が開かない
・重い
・ストッパーがない
・防水はある程度できていそうだが、密閉ではない
ただ、以下のようにあまり気になりませんでした。
・全部引き出さないと蓋が開かない
→これは、意外に3/4くらいの引き出しで蓋を開けれます。3cm低くした関係で、実は前面の上部は余裕ができました。
・重い
→確かにこの場から持って動かすには重いです。
また、タイヤが小さいので、片方を高く持ち上げての移動がしにくくて、平置きでないとタイヤが有効に効きませんが。最終的に収納として前後に移動するには問題ないです。
・ストッパーがない
→作成途中では、特にカーポートの傾斜がきついのですぐに動いて苦労しましたが、ウッドデッキ下の傾斜はそこまで強くなく、勝手に前にでてくることはなかったので、ストッパーは無くてもいけそうです。
・防水はある程度できていそうだが、密閉ではない
→まあ、木材で作っている以上仕方ないですが、コーキングと隙間シールとパッチン錠(今後施行予定)でかなり解決できたようなきがします。
作成上の反省点
・とにかく高さの設計ミスにつきる。それが無ければもっと早かったのに…。
・蓋の設計も実は失敗して補正している。
・波板は、波板でなく、ポリカの平なシートとかでも良かったかも。
・作成は時間がかかる。ある程度のまとまった時間が必要。
・塗装の際、芝生を刈ってから新聞敷いた方が良かった。
・ウッドデッキ側が色が日焼けして薄くなってしまっていて、塗装の色はあまり合わなかった。
作成上の良かった点
・設計ミスはあったが、事前に設計しておいて良かった。4か月のブランクを乗り越えられた。
・キャスターは小さくても良さそう、あとは耐久性
・塗装は大変だったけど良かったと思う。たまたまだけど2色でコントラストがついてきれいになった。
・途中で気付いたが、塗装の時ビニール手袋すると汚れても捨てれて便利だった。
・高さはミスがあったが、全体のサイズはピッタリ、これは自作のかなりのメリット
・途中でおもいついたコーキングは密閉の意味では結構良かったように思う
・同じくパッチン錠も途中で思いついたが、密閉感はあがる。(写真アップ未)
・取っ手が切り出しでいい感じでできた。
・前面の化粧板も良かった。
・カーポートのライト装着が、作業進行にかなりプラスだった。
・丸鋸の刃の事前交換もしておいて作業がはかどった。
いろいろありましたが、無事にできて良かったです。
時に疲れてしまったりしていましたが、結局は作ってて楽しかったです。まあ、DIY好きだからできるのでしょう。
DIY好きな方なら、作ってみるのもありかと思います。
もっとシンプルに作ったりもできると思います。
私の失敗も含めて、参考になれば幸いです。
(2020年11月12日仮公開、今週末もう少し補強して完成予定です。追記します。)
こちらが手直し完成版
最終的に後方を蝶番にしました。
最終的に後方を蝶番にしました。
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