自宅巻藁場物語⑧弓立て、弦かけ、弦ひっかけ棒

ちょっと仕事がたてこむとなかなかブログが更新できません。さて、今回は久々に巻藁場の話です。
 
2012年に家を建てたのですが、その時に、「家の中で巻藁が引けるようにしたい」というのが目標でした。そこから、設計をいろいろ考えて、玄関に自宅巻藁場を作りました。今回は第8弾です。
 

弦の置き場に困るので弦をかけておくところをつくる

 
前回弓座を作ったのですが、替弦の調整なんかをしていると、今付いている弦の置き場に困ることがあります。弦巻に毎回しまうのも面倒だし、地面に置くわけにもいかないし、悩ましいです。なので、弦を一時的にかけておくところが欲しいです。
さて、例によって、この新しい玄関のどこに弦をひっかけるところを作りましょう。
今回、目をつけたのは
 
 
ここです。
表側にL字フックを付けると目立つので、この間接照明の内側にフックを付けます。
 
 
普通につけると大変なので、先に棒にフックをつけて、これ自体を間接照明に内側にネジで止めます。
 
 
こんな感じに付きました。
 
 
弦をかけるとこんな感じです。
 

次に弦をひっかけるための棒を作ります。

フックはできたものの、ここに弦をかけるのが意外に苦労します。新しい弦なら多少張りがあって、伸ばしてひっかけれますが、古くなった弦とかはくにゃくにゃして自立しないので難しいです。
タイヤ収納に使ったシャッター棒でも良いんですが、重くてたいそうなのと、先端の向きが微妙です。

そこで、それを簡単にできる棒を作りました。

ホームセンターで丸棒を買ってきます。これは、比較的簡単に手に入ります。そして軽いです。一応90cmを買ったんですが、短かった時用に180cmのも買いました。90cmで十分でしたが。

そして、大型のクリップを引き延ばして、成形します。

 

一重ではこころもとないので、二重にしてちょうど良い具合になりました。

ずっとこういう棒が欲しいなあと思っていて、ある時テレビで、利用方法は違いましたが、こういう形の先端の棒を使うシーンをみて、これだ!と思って、作ることにしました。

シャッター棒と違い、引く方ばかりでなく押す方にも操作ができるような形状にします。

形ができたら、棒の方にドリルで穴を開けます。成形したクリップの根元にホットボンドをつけて差し込みます。これで、抜けなくなって完成です。

この棒も、いろいろググったりしていいアイデアがないかずっと考えていたのですが、なかなか思いつか無かったのですが、出来上がって良かったです。

 
実際にかけてみます。外すのも簡単です。
いい感じでできました。
 

弦保管場所

 
ちなみに、ここにずっと吊るしておくと、お客さんが来たりしたら、丸見えなので、弓収納のところにもフックを付けました。
 
 
 
伸び弓用と、並弓用の位置にフックを付けています。こちらでも弦ひっかけ棒、いい感じで使えています。保管するときはこちらに置くようにします。
 
 
下側にもひっかけるところを作って弦をとめておけるようにしています。
 
ここに関しては長期保管が前提なら弦輪ではなく弦休めで引っ掛けるのが本来ですね。弦師の先生、すみません。ただここにかけてるのは麻弦以外がほとんどですのでご容赦ください。

練習中に弓を立てるところ、中仕掛けを作ったりするときに弓を立てる場所が欲しい

 
さて、今度は弓を立てて、置いておくところを決めたいです。
しかし、新築の玄関はすべて塗り壁です。弓を直接置くと、弓も傷むし、壁も傷むので、どこか置くところを作りたいです。
 

そして、今回作ったのがこれです。

 
室内窓にひっかけて使える弓立てです。
 
 
構造は単純で、板に角材で仕切りをつけています。

ネジ固定をしたくなかったので、例によって、裏に滑り止めシートを貼り付けました。

これで、室内窓にひっかけて、弓を置けます。
こんな感じになります。

実は1張用も作ったのですが、それは自重が足りなく安定しなかったので没になりました。

一応使わないときは外せるのですが、目立たないのでそのままになっていることが多いですね。

 
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