ミッキーのスーベニアメダルを、木と革製のキーホルダーにする【1】

ディズニーのスーベニアメダルの話の続きです。

スーベニアメダルをキーホルダーにしたい

さて、ディズニーのスーベニアメダルですが、これをキーホルダーにする入れ物などは、いくつか出ています。
 
ディズニーのスーベニアメダルはいろいろなデザインがあって、入れ替えて楽しめる、という楽しみ方が普通です。

スーベニアメダルをキーホルダーにしてみたらいい感じ – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=8eUhwRsFGrw

その外にもディズニーのスーベニアメダルケースを紹介しているページがあります。
 
お気に入りをキーホルダーに!東京ディズニーランド スーベニアメダルケース
https://mezzomiki.jp/post-175964/

【10/10発売】ディズニー新作キーホルダー8選!販売場所&値段まとめ!スーベニアメダルが収納できる!
https://castel.jp/p/4633

栃木レザー スーベニアメダルホルダー colors キーリング かなぶん工房 発送まで30日 通販|Creema(クリーマ) ハンドメイド・手作り・クラフト作品の販売サイト
https://www.creema.jp/item/4706311/detail

ただ、私の場合、今回は、とても気に入ったデザインをずっと交換せずに、キーホルダーにしたい、というのが希望です。
 
 

革製のキーホルダーのキットを購入

さて、こちらを購入しました。
 
 
 
 
これにスーベニアメダルを貼ると、良い感じになりそうかなと思いました。
できれば、周囲はステッチ(縫い目)仕上げにしたいです。したことないですが…。
 

革に直接スーベニアメダルは悪くないけど

さて、このキットですが、スーベニアメダルより2まわりくらい大きいです。
周囲にステッチを入れたとしても、ちょっと大きいですね。
 
 
スーベニアメダルに合わせて革を小さく切るというのも良さそうですが、今回はちょっと違う方法でバランスをとってみます。
 

木材を間に挟む形で仕上げてみる

構想としては、スーベニアメダルより一回り大きな木材を作って、それにメダルを打ち付けたようなデザインにしたいです。
アンティークの家具の金属タグや、ホテルなどの部屋タグの雰囲気で仕上げたいと思いました。
 
 

薄い板を楕円形にして面取りをする

さて、薄い板ですが、3mm厚くらいの板にしたいです。
楕円形にくり抜いて、できれば、面取りをしたいです。
手元に、ウォルナットとチェリーの端材があります。
 
 
とりあえずはこのあたりの木材で作ってみたいです。
 

薄い木材を、竹弓の芯材(弓芯)をモチーフに作ってみる

ちょっと竹弓マニアのマニアックなこだわりを入れてみます。
この、薄い木材のところを、竹弓の芯材ぽくしてみようと思います。
 
竹弓の芯材は弓芯とも言い、通常は竹を薄く切ったもの(中ヒゴ)が中に並んでいます。
 
 
 
この写真は、いただきものの、竹弓を再利用してを名札にしてあるものです(反対側に私の名前が入っています)。この弓の元の銘はわかりません
 
断面図の解説ですが、上下は竹で、中央部分の横長の部分が芯材で弓芯と呼ばれる部分です。7個に分かれていますが、中央の5か所が竹で、中ヒゴと言われるもので、両サイドは側木と言われる木です。
竹弓の中は、このような複雑な構造になっています。我々は、弓を引くとき、竹の節に対して正面から押していると思って引いていますが、実は中の構造を考えると、大半は節に対して、横から押しているんですね。
 
中央の5本のひごは、3本のこともあり、このヒゴがもっと細かく分かれている弓もあり、それぞれの弓師の先生の長年の知恵と技術が凝縮されているところですね。弓芯には弓師さん毎に、並々ならぬ創意工夫が凝らされています。
 
 
こちらは、以前弓師さんから頂いた、弓芯の一部です。3mm程度とかなり薄いので(作る弓の強さによりますが、通常は5mmから10mmくらいはあると思います。)、弱い弓用か、削った後の芯材のようです。構造がよくわかります。
こちらの先生は中ヒゴに火を入れて炭化させておられるので、中央以外の四本のヒゴが濃い茶色になっています。炭化させることで性能があがるそうです。
左右は弓の材料として性能的に一番ふさわしいといわれている櫨です。この側木に模様が入ると、きれいな「杢」として弓の側面が美しくなります(【弓道】美しい竹弓の側木、シコ杢、うずら杢)。
 
ちなみにヒゴが多い方が上作になるので、ヒゴが3本だと並作になるそうです。3本のヒゴの場合はすべて炭化させるので、中央の細い炭化していないヒゴはないことになります。
上作と並作の見分け方は、本弭(弓の一番下)をみて、真ん中に薄茶色のヒゴが見えれば上作、全部焦げ茶色だと並作ということになります(ヒゴに火を入れて炭化させて作られている先生の作品に限ります)。
 
これは、本弭の写真ですが、中央が薄い茶色なので、五本ヒゴの上作とわかります。
 
この芯材のコントラストが美しくて、大切にとっていました。
審査に受かった愛用の弓も、この芯材なので、ちょっと思い入れもあって今回の作品に取り入れてみようと思いました。
 

弓芯風にしたいので寄木にしてみる。タイトボンドIIIを使用

 
木材を細く短冊状に切ります。
それをくっつけて弓芯風にします。
竹はないので、木材でそれらしく作ってみます。サイドも櫨で作ってみたいところですが、すぐに手に入るものではないので、今回はあるもので作りました。
 
接着にはタイトボンドIIIを使用しました。
初めて調べたので、このボンドを知らなかったのですが、近所のホームセンターで普通に売ってました。
 
強力で耐水性で、食器などにも使用可能で、製作途中ではみ出たところが拭き取れる、という便利なボンドです。
こういった作品で使われているようです。
 
寄木ボウルの製作
 
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ボンドを塗って、クランプで固定します。1日ほどで十分固定されます。まあ忙しいので、数日ほったらかしてましたが。
 

木片の切り抜きと面取り

楕円をワードで紙に書き出して、木片に貼っています。
糸のこ盤で、楕円形を切り出します。
 
 
 
一度木片を手持ちのトリマービットで削ってみましたが、Rが大きすぎるので失敗しました。
 
手持ちのビットで一番Rの小さい部分を使いましたが、専用でもなかったのでうまくいきませんでした。
 
ビットをさがして購入しました。
 
 
トリマーを丸のこ盤に逆さに設置して、面取りをします。
薄く切り出す前に、この状態であれば、トリマーがかけられて、あっという間に面取りが終わります。
 
 

木片を薄く切る

2.5mmから3mmくらいの厚さの木板を削り出したいので、丸のこ台をそのように設定します。
 
木片が小さいので、切断後飛んでしまうので、手押し棒の先を斜めに切って両面テープをつけて、残る方が飛ばないようにして切断しました。
 
厚み的にもう1個とれました。
片方は面取りができていません。
 

切断後に面取りする場合

弓芯モチーフの方が、もともとの厚みが少しあったので、3mm厚が2枚取れました。
ですが、2枚目は面取りしていません。
そこで、今度はルーターでの面取りをしてみます。
今回こちらのビットを買いました。
 
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少しトリマーより時間がかかりますが、こちらでも面取りが可能です。
後で面取りする場合は、板が薄いので、こちらの方が加工しやすいです。
 
写真、見切れました。
 

サンダーかけとウレタンニス塗り

木材のDIYはお手の物なので、サンダーをかけてニスを塗ります。
 
 
本来つや消しだけで良いのですが、ウォルナット材が、サンダーをかけると思ったより色が薄くなったので、少しウォルナット色のニスを使っています。ウォルナット材に、ウォルナット色のニスですが…。特に弓芯の方はコントラストをつけたかったので、少しの着色しています。やや人工的ですが、仕上がり重視でいきましょう。
弓芯風の方は、マスキングテープを使っています。
 
 
ニスを塗った後、テープを剥がすときれいに塗れていました。
 
 

ということで、木板のニス塗りまで

 
 
 
 
一応最終的な完成品はこんな感じです。
 
長くなってきたので、記事を2つに分けます。
続きは2の方で。
 
 
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