今回は、かけの乾燥剤の話です。自分の中での弓道DIYの中では、かなりの良品で、自信作です。当たり前のようにずっと使っています。2015年7月に1個作り、2017年7月にさらに2個作っています。DIYというより裁縫ですが…。
弓道をしていると、困るのがかけの湿気です。特に夏場は汗を吸って湿気ってしまいます。皮製品なので湿気たり濡れたりするのはよくありません。みなさんは、どんな方法で乾燥させていますか?
私は学生時代に、実家のピアノ用のシリカゲルの入った乾燥剤を使っていました。5cm×10cmくらいの大きさの袋に入っていて、年1回のピアノのメンテナンス後、新しいのに変える際に1個手に入ったので、かけでそれをくるんで、のり缶に入れて乾燥させていました。レンジでチンすればまた再利用できるので重宝していました。さらに大学に入ってから、その乾燥剤2個分を、手拭いで自分で手縫いした袋に入れ替えて、かけ全体でくるめるようにして、何年も使っていました。かなり愛用していました。ですが、さすがに、劣化して、レンジでチンも時には温めすぎたりして、乾燥剤や手拭いの袋が茶色くなってきましたので、新しいアイデアも交えて新調しました。
今回新たに作るかけの乾燥剤に求めるもの
①レンジで熱して繰り返し使える
②かけの大きさに合うように
③乾燥しているか色の変化が見える
以上ができるのを前提に作りました。
実際に作っていきます。
作り方は、俵型のお手玉作成を参考にしています。「お手玉の作り方 簡単!たわら型のお手玉」
![洗濯ネット](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-1.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
さて、求める条件を満たすための材料とアイデアですが、まず、材料については、100均で買える毛布洗い用の洗濯ネットを使います。毛布用でなくても良いですが、沢山とれるので大き目の毛布用を買いました。一応これを2重にして使いました。初めて作ったときは、これで、乾燥剤が漏れないのか心配でしたが、結果3年たっても漏れていないので、問題ないと思います。はっきりではないですが、透けてシリカゲルの色が見えます。
![シリカゲル](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-10_2.jpg?resize=252%2C300&ssl=1)
今回使ったのはこのシリカゲルです。電子レンジで加熱すると、青色に変わって再利用できます。
![かけ用の乾燥剤作成中1](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-2.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤作成中2](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-3.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
さて、2重にしたネットを「俵型のお手玉」を参考に作っていきます。まず、端を縦に縫います。本返し縫いをしています。中学校の家庭科でならったような…。次に、片方の端を絞って止めれるように糸を通します。
![かけ用の乾燥剤作成中3](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-4.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤作成中4](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-6.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
端を絞って、2,3周回して2か所ほど針を通して止めました。
![かけ用の乾燥剤作成中5](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-7.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
ひっくり返します。
![かけ用の乾燥剤作成中6](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-8.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤作成中7](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-9.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
反対側をも引き絞れるように糸を通します。
![かけ用の乾燥剤作成中8](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-10.jpg?resize=300%2C211&ssl=1)
実際に作った俵にシリカゲルを入れていきます。
![かけ用の乾燥剤作成中9](https://i0.wp.com/yumidiypet.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-11-e1543457991735-170x300.jpg?resize=96%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤作成中10](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-13.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤作成中11](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-12.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
シリカゲルを入れていきます。少し余裕がある方が、かけでくるんだ時にフィットします。
![かけ用の乾燥剤作成中12](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-15.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤作成中13](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-14.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
布を内側に入れて引き絞っていって、最後に針を通して、止めます。
![かけの乾燥剤 完成](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-16.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
完成です!
2年後に追加を作成
1個だけ作った後しばらくそのままでしたが、かけを新調して複数持つこともあり、また、替えがある方が具合が良いので、追加を作成しました。実はレンジで加熱した直後は熱すぎてすぐにかけに使えないので、温度が下がるまで置いておく必要があります。なので、替えがあるとすぐに使えます。また、超暑い時期に何日か出かけるときに、もう1個密封のビニール袋にいれておけば、レンジがなくても替えが使えます。
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中1](https://i0.wp.com/yumidiypet.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-1-300x170.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中2](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-17.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
2015年の時は、ネットの写真を撮り忘れていたので、実は1枚目の写真は2017年の写真です。早速、縫って片方を絞って止めます。
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中2](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-18.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
さすがに、2年納戸にしまっていた、シリカゲルは、チャックを締めてもピンクになっています。そのまま、作った袋に入れていきます。
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中3](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-19.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中4](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-20.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
引き絞って、止めると、完成です。
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中5 電子レンジ後](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-21.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
さて、完成した袋入りの乾燥剤を、レンジで加熱します。すると、左のように青くなったのがわかると思います。
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中6](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-23.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
![かけ用の乾燥剤第2弾作成中7](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-28.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
3個め作ります。もう作るのは慣れてきました。
![かけの乾燥剤、完成](https://i0.wp.com/yumidiy.com/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-29.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
少し、ピンク色と青色の差がわかりますでしょうか。
![](https://i0.wp.com/yumidiypet.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/11/kansouzai-31-300x170.jpg?resize=300%2C170&ssl=1)
ということで、3個になりました。アバウトに作っているので大きさは少し不揃いです。これで、かけ2個用+交換用で良い感じです。常にかけを持ち歩くときはこの乾燥剤をかけにくるんでいます。夏場は比較的頻回(数日とか)にレンジで加熱しますが、涼しい季節は、2週から4週に1回ということろでしょうか。レンジで加熱すると、すごく発熱するのと、水蒸気がすごいのと、少し匂いが出ます(割とすぐ消えますが)。加熱後はかなり熱いので、扇風機で冷ましています。1回は1000W1分~2分にしています。2分以上は熱くなり過ぎて焦げるかもしれないと思っています。それを2,3回すればいい感じになります。長期間加熱していないときは、青くなるまで結構時間がかかるので、さらに何回かしています。あまり乾燥させ過ぎると、乾燥能力が高くなりすぎて、次に出すときにかけが乾燥しすぎて固く感じることもあるので(使っているとすぐ柔らかくなりますが)、そんなに加熱しすぎなくても良いです。
最後に参考にした動画です。
運動会の玉入れで使うお手玉の作り方【ビエボ】 | ハンドメイド
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