【弓道】猛暑の練習 手の内や弓返りの考察

暑いので、朝早くに練習に

8月も半ばになって、だいぶ暑さが厳しくなってきました。
道場は自主練習なので、暑い時間を避けたいので朝早く練習に。
 
着いたら道場内は27℃でした。
朝7時半でしたが、先生はさらに早い時間に引き終わっておられました。
そんな関係で、いつもよりは見てもらう時間が多い良い練習でした。
 
家を出る前に、家で新弓の強さを測りました。
29度、湿度60%で、弓の強さは自分の矢尺で丁度20kgでした。
一番暑い今の時期で、0.5kgくらいの弓力の低下で済んでいるのでは、やはり夏場は合成の弓が良いですね。まだ新弓なので、来年以降どうなるかはまだわかりませんが…。
 
ということで、28gの矢もいけそうと、今日は28gの矢の方を多めに持って練習に。
 

離れで弓が落ちるのをどうすれば防げるか

 今日は、離れで弓が落ちるのをどうしたら防げるか、という話題になりました。
 私の手の内の離れでの弓の落具合は、平均すると、離れ後中指真ん中くらいまで握りの上端が落ちていることが多いです。
 師範にはどちらかというと、手首を振ることを良く注意されていて、あまり弓が落ちることは指摘されておらず、師範の言う、手首に力を入れず自然に、腕の付け根から伸合って真っ直ぐに弓手を的に押し込むイメージの手の内を目指して練習しています。
 
 以前から時々、弓が落ちるのを防ぐ弓手を意識して練習することがあるのですが、それに固執すると全体が崩れそうで、あまりしていません。
 
 今日は久々に試しましたが、いろんな先生がおっしゃるいくつかの方法はあるのですが、私の一つの方法としては、下押しをより強くして離す方法をしてみました。離れた後、すぐ握る方法とかもあるのですが、私はあまりそれでは成功しません。
 
 矢は30gで、矢をいつもより高めに番えて、通常に引いたら確実に下に行くような条件です。
 角見を目いっぱいかけて、下筋を効かせて、下押しをかなり意識して引いて、かなり上方向に向かって離すイメージです。その一方で、弓手の出る方向は、通常通り真っ直ぐ離れると、弓に上方向の力がかかって、あまり弓は下がりません。
 
 何本か、ほとんど弓が下がらずに引ける射はあったのですが、ビデオでみると、やはり射全体はイマイチに見えます。弓手が真っ直ぐ伸びていく感じが少なく、すこし余計な上下の運動があるように見えます。下筋が効く射は悪くないので、意識し過ぎが問題で、バランスが大事かなと思いました。
 ここ数年、日弓連から離れで弓が下がらないようにという指導方針が出されていますが、どこまで落ちるのなら許されるのか悩ましいです。
 
 幸い今はYoutubeなどで、昔の偉人の先生の射もみることができます。
 浦上栄先生や稲垣源四郎先生の手の内を見ると、本当に惚れ惚れします。弦音も素晴らしいです。ただ、弓が全く落ちていない、ということは無いような気がしていて、全く落ちないところまで目指す必要があるのかは、悩ましいところです。
 今の自分の落具合で許されるなら、ある程度中押しで精進を続けたいと悩ましいです。
 
Inagaki Sensei 4 Arrows Taihai

 
 
稲垣源四郎先生 手の内
 
 
Inagaki Sensei (fragments)
 
手の内もスゴいのですが、個人的には弦音が美しいのに感動します。
このご年代でこの迫力、弦音、スゴいです。
 
 
 
浦上栄先生
 
弓道 浦上栄範士
 

 
 
前の方の浦上先生の若いころの射はすごい迫力ですね。外国の方が見学されていますね。
後の方は手の内がとても柔らかく見えます。最後だけ弦音が入っていますが、とても美しい弦音です。

弓返りの話

 また、弓返りの話になって、今はもう見られませんが、岩手の大沢万治先生の射が動画であがっていたことがあって、その弓返りは、一度腕で跳ね返って向こう弦になっていました。
 今、見られる先生の動画も弓返りが鋭いですが、以前見たその動画は衝撃的でした。
 
大沢万治範士 矢渡し 1999年 天皇盃
 

 
 
弓返りが鋭いですね。
私が以前みた別の動画(どこかの矢渡しだったように思います)では、離れで一度腕で跳ね返って向こう弦になっておられました。
 
 
osawa kamugawa suzuki seita sensei kyudo
 
こちらは、外国の方のアップですが、Youtubeのみでご覧いただけます。
最初の矢渡しが大沢先生のようですが、素晴らしい射弦音です。
 
この方が挙げておられるの他の先生方の射もスゴいです。
 
 私のようなものがコメントしてはいけませんが、本当に手の内が素晴らしいのだと思います。
 もう一つ考察するに、たぶん、弓も素晴らしいのではないかと思っています。
 
 竹弓を使っていると、中には本当にブレない弓があります。私が師範に最初に貸していただいたにべ弓がそうでした。全く芯がぶれずに回転し、全てのエネルギーが離れで矢に伝わり、他にエネルギーが逃げずに弓返りする、何も手に負担がかからない、そんなイメージの弓でした。とても有名な銘の弓でした。他にもいろいろ弓を使っていますが、そこまでの感覚を感じたのはその弓だけでした。
 
 大沢先生なら凄い良い弓を使っておられたのではないかと勝手に想像しています。
 
 そういう弓が、弓師の先生の技術なのか、弓個体のものなのか、育てる弓引きの腕なのか、はわかりません、が、師範が好んで使っていたのは間違いなく、自分が引いて感動したのは、そういう部分もあったのかなと思っています。
 
 そんな話で今日は先生と盛り上がりました。

的前は35℃越えに

 今日は、巻藁8本、的前26本と、朝とはいえ暑い中の練習でした。
 終わるころは道場内は29℃に、的前の直射日光のあたるところは35℃以上になっていました。
 
熱中症に気を付けて練習したいと思います。
 
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