Sony DSC-WX500をWEBカメラとして使えるクレードルを自作する

弓道の練習で、DSC-WX500をWEBカメラとして使いたい

 
 
最近、近くの弓道関係で、複数のWEBカメラの画像をOBSstudioというアプリケーションを使って同時に画像を映して射の確認をするというのが流行っています。
 特に天井にカメラを設置して、それで十文字を確認するというものです。ホーム道場にも、天井カメラが常備されて、正面や後面は自前のカメラを使えば、複数の方向から射が確認できるという状態になりました。
 
 
一応正面用のWEBカメラはありますが、私は毎回DSC-WX500を使って自分の射を記録しています。(SONYのサイバーショット DSC-WX500が素晴らしい。その後の故障修理と録画時間30分制限を解除した話)。なので、これをWEBカメラとして使えないか工夫しました。
 
DSC-WX500などのデジカメをWEBカメラとして使うには,後継機種でDSC-WX700やDSC-WX800はSonyのアプリケーション(Imaging Edge Webcam)でWEBカメラ化できるようです。
USBケーブルの有線接続のようです。
 
Imaging Edge Webcam | ソニー
 
ソニー、Webカメラ化ソフト「Imaging Edge Webcam」公開 – デジカメ Watch
 
では、そういったアプリケーションに対応していないデジカメ(コンデジ、デジタル一眼レフ)はWEBカメラ化できなかというと、HDMIキャプチャーを使えばできるようになるようです。
 
デジカメが高画質のWebカメラになるか、730円の「HDMIキャプチャー」を試した | 日経クロステック(xTECH)
 
デジカメがWebカメラに変身、2,980円のHDMI-USBアダプター サンコー | マイナビニュース
 
ということで、DSC-WX500をWEBカメラ化するために、
次の2点を購入しました。2台必要なので、評価も見ながら形状の違うものを購入しました。
 
 
 
 
 
画質は同じですが、後者の方が60FPS対応で少し価格が高いです。
 
端子付近が大きいので(特に前者の方)、USB端子が干渉する場合があるので、後日こちらも買いました。こちらは、大きさが小さめで取り回ししやすかったです。
 
 

HDMI出力でDSC-WX500をWEBカメラにするときのとても残念な大きな欠点

さて、キャプチャーカードはとってもあっさりDSC-WX500をWEBカメラとして認識可能でした。どちらのカードも大丈夫でした。
しかし、実際に設置してのHDMI出力するには、DSC-WX500はとても残念な大きな欠点があります。
 
DSC-WX500のHDMI出力はMicroHDMIという端子で、底面にあります。
HDMI出力が、三脚の固定のネジ穴と、近接しすぎているのです。
 
 
もともと、MicroHDMIの変換アダプタは持っていたのですが、これを挿すと、三脚固定ができなくります。
あくまで、撮った後に別のモニターで見る、という用途でしか使えない位置にあります。
なので、何とかこれを克服したいと、DIY魂に火がついて、オリジナルのクレードルを作ることにしました。木製ですがうまくいったので紹介します。
 
 

MicroHDMI出力と三脚のネジ穴と干渉しないアダプタはないか

いろいろ検索して、こちらに行きつきました。
これでもおそらく干渉しますが、SurfaceのUSBハブを改造した時(娘にSurface Pro 7を購入 Surface専用USBハブの不具合(電源と併用できない)を自力で解決する BONDICを使って美しく仕上げる)のように削ればなんとかなるのではないかと思いました。
 
こちらを2本購入しています。
 
 
ちなみに、端子の向きが逆のこちらでは、ケーブルが前に出てしまうので、先に紹介したものの方が良いです。
 
 
画面をにらめっこして前者にしました。
 

MicroHDMI変換L型ケーブルを加工する

さて、届いた変換ケーブルですが、予想通り干渉します。
 
 
 
まあ、もとのT字型のMiniHDMIと併用できるアダプタに比べればまだましです。

削ってみました。

削ってみました。端子より中のケーブルは太いようです。あまり大きくは削れませんでした。慎重に削りましたが、わずかに金属線が見えてしまいました。
 
 

BONDICでカバー

 
BONDICはUV-LEDを照射すると4秒で硬化する便利なプラスチックです。
 
Bondic Japan
 
歯医者さんが開発した、たった4秒で固まる液体プラスチック!BONDIC/ボンディック! – ムラウチドットコムの公式通販サイト
 
これで、露出部分もカバーでき、三脚のネジ穴が見えるようになりました。

木材を加工してクレードルの土台を作る

位置決め

端子の位置と三脚のネジ穴の位置を確認するために、カメラの底面を直接コピーして、カーボン紙を使って、位置を決めます。
1回写真の裏表間違えました。
 
   
 

中穴をあける

まず、変換ケーブルをつけたカメラを固定させるために、ネジを調整できる穴を作っておきます。
 
 
これは、ジグソーを使って加工しました。ジグソーはあまり精度がでませんが、こういう加工は得意です。糸鋸盤でも良いですね。糸鋸盤を出すのが面倒だったので、ジグソーで加工しました。

インチネジを切っておく

三脚のネジ穴は1/4インチネジなので、開けた中穴から、少し上面を超えるくらいの長さに、ネジを切っておきます。
 
   
 
固定できそうです。
 

変換ケーブルの入るところを削る

変換ケーブルが収まるところを、ルーターで削っていきます。トライ&エラーで位置を確認しながら削ります。
 
 
だいたい良さそうですが、ちょっと隙間があります。さらに修正します。
 
 
カメラの底面がしっかり合う方が固定性が良いので、少し、深めになりました。端子の金属部分が少し長めのようです。
インチネジもネジを回して固定していて、端子の位置があっているかも確認できています。
 

カットする

 
良い長さでカットします。
 

底面の処理

底面に三脚用のネジ穴が必要なので、インチナットを固定できるようにします。
 
 
これはルーターで地道に穴をあけました。後に弱点があって、高ナットに変更しました。
 

中穴で失敗した凸凹を修正

ジグソー処理の時に反対面がかなり汚くなっていました。これは、ルーターのロールサンダーで滑らかにしておきます。
 
 

仮完成

ということで、イメージはこんな感じです。
 
 
 
HDMI出力もばっちりです。
 

ここで欠点発生、底面固定が甘い

この時、底面のナットがまだ固定されていないので、外れてしまってカメラを落としてしまいました。
電源が入っていなかったので事なきを得ましたが、いままで何度も電源が入った状態で落として故障させています。
なので、ここはあとで修正します。
 
 

1回ニス塗り

底面の修正は実はするかどうか悩んでいて、先に1回ニスを塗っています。この時(隠し釘を使った鉛筆立ての作成。ウレタンニスに初挑戦!)の余りです。
 
 

高ナットを強引に切る

さて、左が現時点でのナットですが、外れるリスクがありました。
 
 
なので、右端に映っている20mmの高ナットを切って高さを調節してハマるようにしました。
もともと、高ナットを使うことも考えていたのですが、中穴から底面が20mmだと大きくなりすぎるのであきらめていました。
1/4インチの高ナットは20mmしか簡単には手に入りにくいです。
 
ただ、ボルトを切ったのを思い出し、ナットも切ったらいいじゃないかと、と思い立ち、切って真ん中のサイズにしました。
まだアップしていない別のDIY作品で、ディスクグラインダーを買ったので、DIYの幅が広がりますね。
そのDIYはFRP加工用で使っていたので、火花は出ないですが、金属を切るときはすごく火花が出ますね。皆さんお気をつけください。
 
 
切るときは、長いネジにダブルナットで固定して切りました。ダブルナットはこの記事(雛人形を飾る台を作る 。鬼目ナットとハンガーボルト使用。初期の作品)で出てきます。
 

高ナットが入るように穴を拡充

さて、高ナットが全部入らないといけないので、5mmくらいの深さだったものを、15mmまで拡げないといけません。
ここは短い歯のジグソーでトライしたのですが、ちょっとだけ中穴より長かったので、中穴の反対側も少し削れたので、粗削りだけにして、あとはルーターで処理しました。
 

ナットが切れることに気づいたので、最後の蝶ボルトを固定する薄ナットを作成

さて、最後蝶ナットで固定するのですが、接着剤で固定しようと思っていたのですが、接着剤で固定すると不可逆的になるので、それが外せるように、ダブルナットで固定することにしました。なので、そのパーツ用に薄ナット(と言うのか?)を作ってみました。あとで触れます。
 
 

この後もう2回ニスを塗っています。

写真撮り忘れています。途中サンダーかけながらニスを2回塗りました。この時(【弓道】高さの違う欅の弓座と円形の花梨の弓座)にニス塗りをたくさんしましたが、この回はクリアで、今回はチークだったのですが、色付きの場合、サンダーかけると、凸凹のところはサンダーのかかり具合が変わるのでムラができますね。
 
 
 

各種パーツを取り付けていきます

底面の高ナット

底面の高ナットです。周囲にホットボンド(グルーガン)を塗って、後は押し込んでいます。かなりきつめに穴を開けていたのと、ニスとホットボンドでうまく間が埋まった感じです。少し隙間が大きかったので、ホットボンドを充填しました。
 
 
 

中穴の蝶ナットをダブルナット固定

 中穴に、カメラを上面を固定するインチネジを締めるための蝶ナットを固定します。ここはボンドも考えていましたが、途中で作成した薄ナットを使ってダブルナット固定をします。この時(雛人形を飾る台を作る 。鬼目ナットとハンガーボルト使用。初期の作品)に覚えた技です。
 モンキーレンチを使おうと思いましたが、入らなかったので、トリマービットに入っていたスパナが丁度よかったので、こちらで固定しました。
 
 
 
 絶妙なサイズでした。薄ナットでかなりサイズがギリギリになりましたが、うまく取り外しができるところで調整できました。
ここを蝶ボルトを使うことも考えたのですが、構造上蝶ボルトは挿せないこと、また1/4インチの蝶ボルトはなかなか手に入らないこともあり、諦めました。
 ちなみに、1/4インチの蝶ボルトはあまり売っていませんが、1/4インチ長ネジ(63円)や1/4インチ蝶ナット(25円)はとてもお安いです。ただ、加工にグラインダーが必要なのが難点ですね。
 

もう1個も固定

もう1個の中穴のインチネジ、蝶ナット固定です。こちらの方は変換パーツのところがうまく削れたので、インチネジが露見していません。
 
 
 
できました。
 
 
完成です。
 

実際にUSBカメラとして使えるかどうか

ということで、2台をオリジナルクレードルに装着
 
 
三脚との固定も高ナットにしたので、簡単に外れることはなく安心感があります。
 
 
三脚に装着するとこんな感じです。
 
 

実際につないでみます

 
WEBカメラとして2台認識しています。
 

OBSstudioでも確認

最後に、OBSstudioでも、1画面に2つの画像を合成できていることを確認しました。
 
 
これで、道場常設の天井カメラと、もう1台をつなげば、4方向から画像を合成できますね。
楽しみです。
 
ということで、DSC-WX500をWEBカメラとして使えるクレードルを自作した話でした。
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